STAFF BLOG
人生の中で人に言われた残っている、使い続ける言葉って限られていて。
その中の一つに「上に立つ人間ほどバランス感覚に優れてないといけない」という言葉があります。
愛とお金
お金と時間
家族と仕事
仕事と遊び
厳しさと優しさ
色々な選択を迫られる場面でよくその言葉を思い出すのですが、僕が一番意識するのが
勢い(調子乗り)と冷静さ(謙虚さ)
これがとても難しい。
14歳になった娘は僕によく似ていて、ずっと一緒にいると大体1回は「調子乗んな!」と一喝して泣かせるんですが、元嫁は「それ、あなたの性格そのものよ」と窘められます。
調子に乗ってるほうが面白いこと言えるし、行動的になるし、良い部分もありますし、反面人を不快にしたり傷つけたり、時に大事に発展するケースもありました。
それを抑えようとしすぎると、人とうまく会話できなくなったり、無難な会話ばかりになり相手の反応見てても自分を客観的に見ても「なにこいつ?」という感じになってしまいます。
いやー難しい。。。
僕のエピソードはあまりかけるものがなく
代わりに僕が好きな山本のエピソードを一つ。
高校時代に友達と深夜の公園に行っても見るとイチャイチャするカップルが。
「ヒューヒュー!w」と冷やかし盛り上がって帰ると、翌日学校で一番怖い先輩から呼び出しがあり「昨日のあれなに?二度とすんなよ」→「すいません。」
山本を知るキャストやお客様ならそんな山本はあまり想像できないでしょうが、カラオケやダンスのキレッキレの源にはそういう山本があり、それは失くしてはならない部分だと思うのです。
ただ褒められたからと言って、カラオケ歌いたがりーダンスしたがりーになるとそれもまた違う。
若き日の山本がすごい気持ちがわかるし、それでも失わなかった山本を嬉しく思っています。(野﨑と岸は過去に縛られすぎがち)
昨日面接があったのですが、そこでの一コマ。
その子は今の仕事でうまく結果が出ない。自分はもっといい評価をされていいはずなのに、配属先に納得いかないと言ってきました。
ルックス的には問題なく採用だったのですが、人も調整がいるくらい揃っているので、どちらに転ぶかわからなかったけど、言葉を選びながら
「経験則で言わせてもらうと、まず人を斜めに見て喋る人は、好かれない。そして早口すぎる。TVに出る女優って皆ゆっくり喋るでしょ?早口なのはバラエティータレント。この仕事をするなら女優に傾いていないといけないと思ってる。」
「面接に来たっていうことは少しでも好印象をもたれるべきなのに、着いてそうそう今の愚痴。聞いてない、自分をマイナスになる過去の話。それじゃあ面接官は良い印象を持たない。」
「今の結果が思い通りにいかないのは、そういう部分からじゃないかな」
僕は面接に来た女性に対して、ただの無駄足だったとならないことを願って正直に伝えました。
『今日、お話しできたことが何よりの収穫でした(*´ω`)今のところでもうちょっと頑張ってみます!』
「いつか辞めて、もう一度頑張ってみようと思ったらその時はまた連絡してくださいね♪」
例えそれが愛想だとしても、その子には最後良い印象で終わりました。
その子もバランス感覚が間違っていた。
自分の何かの裏には大事な何かがある。
お客様を知ることはとても大事なことですが、僕はその前にまず自分を知ることなんじゃないかなーと思っています。
※数年前から聞きますがとてもいい歌詞なの今初めて知ったので歌詞見てくださいね♪