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前回からのつづきです。
そんなぐだぐだな18歳-25歳を生きてきた中で少しだけ人生が変わったのは26歳の歳でした。
当時、自暴自棄な生活が続く中で出会った彼女はあまりにもタイプではなく、随分雑に扱っていました。
昼はOL、夜はキャバクラ、朝方帰ってくるとWBC第一回の応援に付き合わせ、僕はゲームに麻雀に今思うと狂気ですが1パチのために朝から並んだりしてました。
全て彼女のお金で。
相変わらず将来のことなんて何も見えなかった中、学生の頃から不妊治療をしていて、途中であきらめてしまった妊娠するはずがなかった彼女は妊娠。
今まで妊娠すると皆「堕ろす・・・」と言われてきた将来性のない男にその子は
「私が邪魔なら地元に帰るから生ませてほしい。もし一緒にいてくれたら嬉しいけども。」
と一言だけ言いました。
愛はなかったけど、今までで一番好みじゃない彼女だったけど、僕にも良心は残っていて、さすがに引けないと思い、結婚を決意。
何もなかったのにただ固執していた東京を離れ、地元も嫌だったので、せめて広島にということで広島に行くことになりました。
幼馴染がいたので、「何か仕事ないかなー」というと「うちの彼氏が独立するからそこなら自由が利くからそこでどう?」とそれだけで仕事を決めて。
そこから数年間はとても濃い期間でした。
人生であれだけ仕事に生きた時はないってくらい働いたように思います。
朝10時から翌朝8時まで働いた日もあったし、「この人のために」って思える上司に出会えたり、人に褒められる、認められることが全てのように感じていたり、「負けたくない」と自分の仕事を誇りに感じていたり。
7年間、家族との時間なんてほぼ大事にしなくて(不倫しまくってたのもあるけど〜)趣味もなくて、ただただ仕事。
評価が止まったからなのか、僕が止まって当時の僕が上げれる評価が止まったからなのか、それとも一人の出会いで崩れたのか、7年目を迎えたある日、僕はその職場を飛ぶことになりました。
仕事を選ぶか、人の命を選ぶか。
壊れゆくものを守るか、これ以上壊さないように消えるのか。
今思えばただただ馬鹿で弱くて逃げてしまったんだと思います。
それに立ち向かえるほどの生き方もしてこなかったし、嘘を重ねて、嫌なことから逃げて、かっこつけられなくなって、逃げた。
多分、11/30の野﨑と重なるんじゃないかなーと思って、驚くほどに納得してしまいました。
「ほう。そうなるか。」って。
自分がそうだったから、偉そうに言えない部分もあるのかもしれませんね。
つづく