STAFF BLOG
数か月前に、少しもやっとした話がありまして。
ELENAに来られたお客様が「こないだ祝いがあって○○(高級シャンパン)入れたら『しょぼっ』って言われましたよ〜💦(笑)」
僕から見たそのシャンパンと、そのお客様から見たシャンパンと、その開けた相手から見たシャンパンの価値はそれぞれ違います。
僕はそのお客様が文句や不満じゃなく、”そう言えるのってすごいよね”と賞賛してることにわからなくなって闇落ちした気分でした。
なぜなら、僕はこの先ずっとそのシャンパンがいくらであれ、自分やお店の誰かを祝いに来てくれた方に『しょぼっ』とは言えないから。
そして、そのお店とELENAを比較した時に明らかにELENAの方がお客様が少ないだろうから。
それが歴史の違いだで片付くならさほど悩まないのですが、違う気がしたのです。
そのお店にはそのお店の良さがあり、『しょぼっ』と言ってもまた関係性が続けていけるというのも捉え方次第でそのお店さんの強みのような印象が持てるのです。
綺麗ごとばかりで無難な発言ばかりの人間関係よりも、お互い素直でいれる関係性の方が楽しいというのは僕の中にもありますし、それに近いのかなと。
ただ、そう言われたら僕はもうそこには行かないとは思って。
お店に残る子はお店との価値観が合うからそこで働くわけで、きっとELENAの子達一人一人に尋ねても「思わないし、思ったとしても言えません(笑)」と皆いうんだろうと思います。
そこで。
あれ?どこに向かえばいいんだろ?
と、方向性が見えなくなり数週間ふわふわした状態になりました。
答えが出たわけではないのですが、
ぱっと晴れたのが自分が求める本質ってこれだなっていうことで。
お店が満席で、ただそこにいる人たちは全員「もうこの店に来ることはないな」と思われていることと
お店は大して埋まってなくて、ただしそこにいる何人かには「いい店だ」「また来よう」と思われていることと
どちらが自分にとっての”うまくいってる!”と感じれることなのか。
こんなことも考えたのですが、「あそこには○○さんが行くらしいよ!」こういう話は時々耳にします。
僕も好きな芸能人はいるのでそういう方がもし来たらさすがにテンション上がりますが、来たからといって成功したわけでは全くなくて。
誰が来たところで明らかに楽しんでないとか、もしも酷評されたのであれば、それは自分にとっては成功とはいえない寧ろきっつい夜が想像されます。
事実と現実は違うっていうことをちゃんと理解してないといけないなと感じました。そこがごちゃごちゃになると頭がこんがらがる。
喋るのが苦痛だし、喋ってもつまらないし、ブログも40-50点くらいの自己評価のものしか書けなくなる。
(まず,「事実」とは,現に発生した不変的な出来事や状況を表すものです。 これに対して,「現実」とは,個人が,自分自身の知覚フィルターを通して見聞きした(体験した)事実を表します。)
上手くいかない時って目の前が全てみたいになりがちで、先が見えない、希望が持てないものだなって改めて思いました。
生きてこれてるんだから、その先ずっと不幸が続くわけはないのに。
そんなことを考えていると、一斉に求人がきて。
土曜日に面接、また今週2人面接、フレッシュな人の雰囲気に手を引かれて、勝手に前を向けるようになって、僕の5月病は終わりを迎えようとしています。
ELENAの中にも今が不安とか、先が見えない人間は何人かはいるかと思いますが、そういう子がこのブログを通して少し楽になってくれると幸いです。