STAFF BLOG
3月か4月か・・・。
お店に入ると2組入っている状況で片方のお客様が年末に席につかせてもらった方で、久々の再会に軽く挨拶だけして、速攻逃げるかのようにバックヤードに向かいました。
というのも、もう片方のお客様が数年間パチンコ屋で顔を合わせつつ一言も絡んだことのない、存在を認識してる方で、何をどうしたらよいかわからずとりあえず裏で煙草を吸おうと。。。
数分後にでっかい声で「オーナー!!」と呼ばれたので、てっきり挨拶した方かと思いきや、そちらではなく。
別に悪いイメージはなかったので、流れに身を任せて席につくと、女の子置いてけぼりでパチンコトークに話が弾んでしまいました。
何年間も顔を合わせているのに、一言も喋らなかった人といざ喋るってなかなかない経験だなと思って戸惑いましたね。
お互いがお互いをプロだと思っていたら、お互いそうではなくただのパチンコ好きで。
それくらい通ってたってことだったのですが。
そこから2回来られて、どちらも不在で。
最近来られなくなったなーと思っていたら、またパチンコ屋で会って話しかけたところ、律儀に早速土曜日に来ていただけました。
とても個性的な方なんですが、飲み方もすっごいんですよね。
オーナーが着いたらいい!ってほぼほぼパチンコトークなのに、
「空いてる女の子は全員つけていいよ」
「勝手に好きなだけ頼んで」
「お腹空いてない?出前頼むから好きなもの頼んで」
「送迎あるだろうからお酒じゃなくてもいいから従業員さんも好きなだけ飲んで!」
と、本人はビールしか飲まないのに大盤振る舞いでビールで僕とパチンコトークだけなら1万で余裕で収まるはずが、それなりの金額になって。
とても「今日8万負けたわ(-_-;)」と言われる方の立ち振る舞いじゃないんですね。
収入や貯金までは知らないけど、大金持ちでも、社長さんというわけでもないのにそれはそのお客様の飲み方、生き様なんだと思うわけです。
そんな夜の最後に。
田村がお会計伝票を持ってきまして。
”〇〇100円”の会計を手にしてお客様の目の前で僕に「100円はいいですかね?」というわけです。
田村は本当にそういう人間で、スマートじゃないというか、人の気持ちがわからないというか、なんだろう。。。嫌い!
それを聞くなら会計を出す前に聞くとかにすればいいし、削ろうと思うなら削って持ってきたらいい。
「(金額の問題ではなく、お店のために、ここまでしてもらった方に)いいに決まってんだろ」というと
『いやだめです!商売なんだからそれはだめ!おい100円くれ!』とお連れの後輩さんから100円もらってきっちり払われました。
僕は基本的には言ったもん勝ちの値引きは嫌いです。
特に水商売だからって職業的になめて言ってくる精神は嫌い。水商売をやる前からですね。
キャストの給与もだけど、「給与上げてくれないなら辞める」とか言われたら絶対に上げれない。
言わない真面目に正直に働いてる子が損をするっていうのは嫌なんですね。
だから、キャストにもお客様にも”誰にでもいいよって言えることしかしない”ということは一つ心がけていて。
そのお客様が好きだから、仲良いからではなくて、お店に対してそういう関わり方をされる人に商売商売したくないっていうところって商売だからきっちり!っていうよりもっと大事なことじゃないのなかなあと思っているのです。
正直どちらでもいい。僕が100円出しても、飲ませてもらった田村が100円出してもいい話。
ただ目の前で言われて「うん、きっちりもらわないとダメ」とは絶対に言えない。
人の想いには人の想いで返したいって、ただそれだけの話です。(感情に理屈で返す人とかも苦手ですね💦)
僕は20代の頃はもちろん今より尖っていたので、「飯食いに行っても安くしろとかいうの?なんで値段が決まってるものを下げる必要があるの?」とか、あまり値切りがしつこいと言ったりしてたんですが。(自分ももちろん、身分相応にしか使わない価値観だから)
なんで10000円のお店に行かずに、12000円のお店に行って10000円にしろって言うんかなあ?みたいな。怖って。
そんなことを考えながらブログを書いていると、そういやと思い出した話が。
こないだご飯を食べに行ってそこのオーナーと話していると
「数十万のワインを持ち込まれているのに、12000円のコースを10000円にしてくれと言われたりして(-_-;)難しいものですよ・・・」と苦笑いされていました。
飯食いに行っても安くしろって言う人もちゃんと世の中にいるんだなと、自分が甘かったことに気づきました。
”ケチ”について書こうと思っていたところ、いったん前置きの雑談をしようと思ったところ案外長くなったので、それについてはまた次回!