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僕が18歳の頃、東京のファッションの学校に通っていたんですが、その当時男性がスカートを履くスタイルがごく一部で始まりました。
それについてレポートを出す授業があり、僕が書いたことは”ジェンダーがうるさい時代になってるけど、スカートが似合うっていうのはまず女性の細い美脚があってこそで圧倒的に女性が似合うものを男性が履く必要性が見つからないので、僕が履くことは今後もないし、履く人を否定したくはないがそれが街中いたるところにという世界にはなってほしくないかなー”というような内容だったかと思います。
あれから20数年たった今も、そこに大した進展はないようで、街中で気軽に見ることはない現状にとりあえずのところほっとしています。
もしも、好きでこのファッションをしているとして3人のモデルのベストはこのスタイルなのでしょうか?
もしも、人気商売をしているとしてこのファッションでいることがベストになるのでしょうか?
こんな理解できない思想もあれば。
とても共感できる思想もありまして。
最近目に留まった短い記事から。
”爽やかに見られたくなくて髭を生やす”
常太君はかっこいいし、とても素敵な価値観だと思います。
「髭を剃ったほうが爽やかだよ!」「爽やかになるから髭を剃りなよ!」
こちらの方が多い意見なように思えますが、そう見られたくない人間もいて、それが似合う人間もいる。
自分が見られたい在り方の表現としてこのスタイルがあり成功している。
ELENAの若い子の大半はトップ画像の髭なしの方を支持しそうですが(笑)
僕には常太君が言っている意味はとてもわかる。
そこが売りじゃない。そんなところに拘りたくない。そこで勝負すると負けてしまう。
誰かの「こうした方がいいよ」という助言に「わかってるよ!それわかった上でこうしてんだよ!」と言いたいことは沢山ありますよね。
・・・。
こちらのブログ。
2月に書きかけのままずっと放置されていました。
「だから何?」オチが見つからなかったんです。
店の子への指導に結びつけようともしたけど弱い。
何か本当に伝えたいことがあったはずなのに、それが何かがわからない。
それがようやく見つかりました。
僕はずっと”優しい人だと見られてくなくて、””感じのいい人だと思われたくなくて”人生の中でずっとこれがあったんだなって。
こういう人って意外と多くいて、自分の評価を低く見せることで、甘く見られる自己防衛、或いは褒められるときにギャップでより高く褒められる布石。
「わかる人がわかってくれたらそれでいい」ずっとそういう価値観で生きていました。
だけど、最近。
30年変わらなかった価値観に遂にヒビが入りました。
「僕が好きな人。みんな感じいいわ。みんな優しいわ。」
本当は優しい。根っこは優しい。いざって時は優しい。気づかれづらい優しさ⇒これは田村が言う僕なんですけど。
多くの人に好かれるってそんなんじゃない。
自分が拒み続けたところに答えがあったんです。
実際お店を出したので、これでも10年前から見ると愛想は随分違うと思っています。
そうすると、常に強い味方が1.2人いたのが、10人くらいになってて。
当たり前だけど1人のパワーと10人のパワーって全然違うんですよね。
それに最近随分と救われました。
何事も量より質に拘るところはありますが、今の自分は量にはこだわらないと言えるほどの立場ではない。
2月に書きかけていたブログと今が繋がって、ようやくUPできました。
なんでもかんでも消すもんじゃないですね。
僕このCMが大好きなんですけど。
志村さんも見られたくなくて、が強い方だったような気がしています。