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未来が全く見えず、途方に暮れて2丁目から駅に向かっていると、歌舞伎町でスカウトされました。
「えー、、、んー、、、」と迷っていると、『よっしゃいこか』と肩組んで歩きだす、小柄なイケメンが現れます。名前はさくらさん♂
100人くらいいる大きな箱で、入り口にNo,1-No,10までの写真があって。
たまーに立ち読みしてて知ってたメンズエッグのモデルが居たので、多分ここだなと思ってノリで働きだしました。
しばらくはレストランとかけもちで、週一二くらい。
忘れもしない初日は、とりあえずキャッチに出て声を掛けることからでしたが、数時間誰にも声をかけずただただ突っ立って終わりました。
新人が10数名いましたが、1人も声かけない新人は僕だけ。よっぽど向いてないと思って、無理かなと思いましたが、百合子の存在と、さくらさんが明るく話しかけ続けるからしばらくはここに留まろうかと。
お店に戻っても人見知りで話せない、酒も飲めない、頭真っ白、かっちかち。
何もできないし、何の役にも立たないんです。
最低保証時給数百円だけもらう日々が続きます。
メイン画像のその先。本当にこの状態。
今のELENAの子たちにこれが伝わるのかなー。それを悔しい、情けないって思う子がどれだけいるかなー。
僕がそれに気づいたのはそれから随分あとのことでした。
出来ることなら言いたい、でも言えない。
何も言わずにいたら良い展開になるかと言えばそうでもない。
辞める子は辞めるし、昼職で、プライベートで病む子は病む。
許容すれば枠は広がり続けるばかり。
それが積み重なりすぎると自分を見失う。
最近になって、知らず知らずのうちに媚びてたんだろうなと思って言わないことをやめました。
いつの間にかスタンプや絵文字を多用するようになって。そんなキャラじゃなかったよね?って思ったり。
話が脱線しましたが、さくらさんは週に一二度しか現れない、何もできない僕をずっと可愛がってくれました。
「おー来たか!」「どうだ慣れたか!」って。
水商売において新人はお客様なんですって。その精神は薄っすらとですが、今もまだ続いています。気持ちの上ではですが。
でもそれでもどうしても慣れない。
興味のない人と話したくない。
断られる確率が高いところに行きたくない。
それを打破してくれたのが、No,10の翔さんという方で。
岸谷五朗を165センチくらいにして、顔を長くした感じの人でした。
「いいから行くぞ!」とメイン通りを走り回ってキャッチします。
誰かが話してても、その後ろに並んで(ルールがあって、誰かがキャッチしてるときは横取りしてはだめと)後ろの後ろに並んだりもして。
その後、さくらさんに「中途半端に働くのは俺は嫌いや」って言われて、レストランを辞めました。
慣れと自信と、気付けば、キャッチの本数が1位になっていました。
僕よりかっこいい人なんて沢山いたし、口が上手い人、スタイルがいい人、オシャレなスーツ着てる人も沢山いた。
ただ、多分その時一番一生懸命やっていただけなんです。
夢中になって、声かけてたら連れのヤクザが遠くから走ってきて意識した時には遅くて顔面四角いかばんで殴られて2週間目が開かないこともあったし、
初回5000円のところを「6000円出す!」と言って馬鹿じゃんwって笑ってきてくれたりもしたし、ドンキの中で30代ゴスロリの巨漢をキャッチしたり、朝方70代の上品なおばあちゃまをキャッチしたり。。。
あの頃は、ただただそれしかなかったんですよね。
未来のために。
毎日さくらさんに飯連れて行かれることに報いたくて。
がむしゃらに働いてNo,2までなりましたが、嫌いなヘルプランキングもNo,4に入って、「なんでおまえがおるの?」って笑われながら講習を受けましたりもしました。
1日15-18時間労働。
毎日へべれけで、疲れ果ててて、タクシー代で6000円払うから、給料はそれなりによかったけど、お金に余裕もなかったし身なりに使うから溜まりもしない。
今だったらもっとうまくできたのになーって思うことばかりです。
もう今はないグループでしたが、関西系のオラオラ系で。
ドンキで1000円のボトルを50000円で、2000のボトルを10万円で出すようなお店だったし、一番辛かったのが半分以上のお客さんをツケで飲ませて、飛ばれたら3倍給料から引かれるということ。
自分が席についてない時に、先輩が勝手に煽って無茶させて。
ドンキの中でキャッチした30代ゴスロリの巨漢がエースになっていて、給料が120万くらいまであがった翌月。
限度額を超えたボトルを先輩が僕が席にいない間に強引に入れさせて飛ばれて。
一か月働いてマイナス30万という事態に陥ってしまいましたが、バグっていたので「全然平気です!」と強がってまた毎日を頑張っていたような気がします。
今回のブログの始まりは山本のLineに対してここが書きたかったから。
酔ってたのもあって、すごーく長い前置きとしてブログにしました。
責任の取り方。
僕もわからない場面って今でもあるんですが、その強制責任の経験が少し利いていて。
それを強要したくもないし、果たして山本はどう出てくるかなと。
つづく