STAFF BLOG
初めまして自分は田村と申します。(オーナーに田村でいいだろと名付けられました。)
長い月日が流れる中ただただ怠慢を日々繰り返し、もうすぐ四十路に手がかかり窮地に立たされた状態で故郷の島根に帰還しました。
それまで東京に居ながらどこに行くでもなく、何をするでもなく体たらくな暮らしを続けて参りました。
ここまで綴って、既にこの先を書き続けるのもためらっておりますがなんとか気を確かに頑張ります。
細かい話は置いておき、私はもともと佐藤と言う人間が苦手でした。
皆さんが思うより大分近い位置に存在していた彼ですが、昔私は彼を賊の類いと認識しておりました。
その感覚が払拭できないまま二十歳を超えた頃、もうほぼほぼ会うことも無くなっていたため余計に拍車が掛かり尚のこと会うことに躊躇してその後数年に一度あるか、無いか…
念のため付け足しておくと佐藤の弟に当たるモノです。
色んな意味で恐かったのです。
彼は自分に無い多くの才能を持ち合わせていたように思えますが、中でも言葉遣いの巧みさ、頭の回転、説得力、更には人の揚げ足を取る名匠だったかと記憶しています。
よく言えば話を聞き漏らさない才能ですかね。
なので彼と対峙した時に下手な言葉を選べない恐怖から逃げていた人生でした。
なにも成していないからなにも身に付けられず負け続けていた結果ですね。
自業自得です。
この最中はそれすらにも気づけませんでした。
ともかく負け逃げ続けた人生。
かたや佐藤はと言うと昔には持ち得なかった信頼と貯蓄を手にし、またそこで新たに思いしらされた部分が見つかりました。
苦手ではあるものの嫌いと言うのとは違う。
嫉妬とか尊敬とか憎しみとか色々な感情が入り雑じった状態ではあるもののこの人の軌跡を知ってみたい、が今佐藤の元で働きたいと思った第一のきっかけでした。
そりゃ久々の対面で情けなさ恥ずかしさはもう沸き立つ程ありましたが、思っていたよりすんなり受け入れてくれたことに本当はとても感謝しています。
向こうからしてもそんなヤバい弟を迎え入れるのは抵抗もなかなかのモノだったのではないかと想像だけはしておりますが、ともかく迎えられたのならばそれに見合うだけの頑張りは示そうと、今私はここに立っておるわけですね。
3月初旬、10数年ぶりに兄に会った時に
「太ったな。金もないのに太ってタバコなんか吸うなよ」と言われ、タバコはその瞬間から辞めました。
次はダイエットをしながら、こんな自分でも誰かに必要とされる存在になっていきたいと思う日々でございます。
最後に、現時点でELENAでの仕事を一言で言うと、”光明”です。