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田中田

田中田の"金木犀が香るころ"

スタッフブログ:2023年11月05日 07:07の投稿「田中田の"金木犀が香るころ"」
みなさんお疲れ様です
田中田でございます
 
秋真っ盛りですね
先日散歩していると金木犀の香りがどこからともなくファっと香ってきました
昔、じいちゃんが「金木犀が香る頃に松茸がとれーじょ」と教えてくれたのを思い出します
 
じいちゃんは松茸採り名人でもなんでもなかったのですが、"松茸もらい名人"といいますか、毎年、何人かの知り合いのおじさんが松茸を持ってきてくれるような人でした
なので、松茸が家にない年はなく毎年金木犀が香る頃になると子供ながらにそろそろ松茸が食べれるなぁと思ってた、※きさんじげな子供田中田でございました
※きさんじい(出雲弁)→歯痒い、可愛げないetc(標準語)
 
松茸が採れる山の場所を松茸の"城"というのですが、それは身内の誰にでも教えないものだそうです
一子相伝?、、、北斗神拳かよ、はありますが、それで生計を立てている人もいたようなので、それほどのものであるというのは想像に容易いです
 
一度だけじいちゃんが「松茸山に行ってみーか」と子供の僕を誘い山に行ったことがあります
子供だった僕は松の木の根元の落ち葉を掻き分け探しましたが、全く見つけることが出来ず途中から飽きてしまい山を下って車で待ってました
しばらくしてじいちゃんが戻ってきました
「松茸あった?」と僕が聞くと、「あったで」とじいちゃんは言いました
しかし、見せてもくれませんし、手に何も持っていません
じいちゃんは「あったけどなぁ、ありゃぁワシが採るもんじゃないけんな、〇〇のおっつぁんが採るもんだけんな」と言い、車に乗り込みました
なんじゃそりゃ?と、子供の僕は思ってました
 
1本くらい採ってもいいのでは?
誰も見てないからわからないのでは?
1本の松茸よりも大事なものとは?
自分で採らなくても松茸はあるということ
その意味とは?
 
田中田もそこそこ生きてきて、わかったようなことを言ってはおりますがまだまだでございます
 
金木犀が香ると大好きだったじいちゃんを思い出します
 
香りって記憶です
 
金木犀が香るとそんなじいちゃんのように生きたいと思わされます
 
記憶って香りです
 
Elenaの香りはあなたにとってどんな記憶を呼び起こすでしょか?
きっと、素敵な時間だったことを思い出してもらえると思っております
また行きたいと思っていただけると思っております

あなたのご来店心よりお待ちしております
 
今日もlounge Elenaに"楽しい"と"うれしい"と"ありがとう"がいっぱい溢れますように

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