STAFF BLOG
みなさんお疲れ様です
田中田です。
先日、出張で大阪にいってきました。
打ち合わせまで時間あったので、近くの広場のベンチに座って行き交う人を眺めてました。
いい天気の平日昼間の大阪。
忙しそうなサラリーマン、外国人観光客の団体、缶ビールの空き缶の横で寝転がってる人?ん?人?ああ、、人だ。
みんなそれぞれの世界で生きてるんだよなーって、思いながら、、、そう言えば、、あいつも、、、と。
えーーー
田中田の地元の後輩でしょーもない奴がいたのです。
名前はキヨシ(仮名)
仕事もせず、毎日昼間からストゼロ飲んで、街をふらつきながらスマホで配信か何かしてて、ケンカしたり、時折、奇声を発したり、、、お巡りさんのお世話になることもしょっちゅうで、、、島根の田舎でソレやっちゃうと、まぁまぁご近所界隈で有名人になっちゃうわけで、、、。
キヨシはキヨシの姉と近所のアパートに2人で暮らしてました。
暮らしてるといっても、生活は姉がみてたようなもんで、、。
その姉とも知り合いなので、たまにキヨシのいざこざ問題を相談されたり、話を聞いたりしてました。
姉はめちゃくちゃ普通の人です。
てか、寧ろ出来た人です。
愚痴も言わず、何か問題あっても淡々とおさめていく、そんな人です。
その姉がいるから、キヨシが毎回問題起こしても近所の人や周囲の人も、事を大きくしたり、事を荒立てることもなかったように思います。
数年前にキヨシは街を出て行きました。
本人も田舎の狭いコミュニティーの中での暮らしが生き辛かったのでしょう。
いろいろ話たりはしましたが、40近くになって丸腰で1人で出ていく事を決めたのです。どうであれ最終的にそう決めたのは本人であって、誰が決めたわけでもないです。
それ以来、キヨシとは連絡も取らないまま、それきりこれっきりとなってます。
キヨシの姉もそれ以来連絡をとってないみたいでしたが、春先にキヨシからその姉に連絡があったのです。
「ねぇちゃん、今まで本当に迷惑かけた。今、大阪で土木系の仕事してて、1人で生活してる。家賃払ったり日々は大変だけど、そうやって生活してく大変さが身に染みてわかったよ。ねぇちゃん、ごめんだった、ありがとう」
って。
普段、感情的にならない冷静な姉がボロボロに涙流して、そう話してくれました。
その涙と、キヨシのごめんなさいとありがとういう言葉に、なんとも言えない気持ちになり、涙枯れてる田中田もその時ばかりは泣きました。
そんなことがあってからの今回の大阪。
その日は暑く、きっと土木の現場も暑い。
頑張れよ、キヨシ。
いろんな人間が行き交うこの場所で、キヨシはキヨシの世界で頑張ってるんだよな、そう思うと、またなんとも言えない気持ちになりました。
このなんとも言えない気持ちってなんなんでしょう?
親戚のおっちゃんみたいな気持ちかな?
違うかw
人生何をやるにも遅いも早いもなくて、自分で決めて自分で動けばちゃんとカタチになる、そういう瞬間やそういう場面に立ち会うと涙枯れてる人間でも涙が出るって話でした。
んーーーー
"しょーもない後輩に泣かされた話"というよりは、"しょーもないおじさんにしょーもない話聞かされた"って事になってごめんなさい。
それでは今日はこの辺りでー
みなさん今日も良き1日をー