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みなさん、お疲れ様です
田中田です。
先日、岡山にお住まいの、とある年配の男性に会うことがありましてー。
こちらに来られるタイミングで田中田の自宅でかるく焚き火でも眺めながらメシでも食いましょーってことにしました。
大人のご紳士なので、あんまりおもてなしするのも気を使わせてしまうと思って、田中田特製ハンゴウ炊飯焚き火炊きの白メシと味噌汁、それとそれに合うなんか島根の田舎を感じてもらえる漬物で、とシンプルに準備してました。
その男性とは何度か会ったことはあるのですが、深い話などはしてなかったので、どういう人なのかは掴めてなくて、今回の件でいろいろ話を聞いて、ほぉぉー、となったのです。
えーーーー
いろいろお話ししてる中で、なんでも、その男性、とても貧しい幼少期を送られてて、言うなればそれは麒麟の田村のような生活で。
※ご本人はアレはまだちょろい方だと言うてましたがw
んで、なんと、、、
その男性、白いご飯が食べれないとのことで。
※正確に言うと今は少し食べられるようになったみたい
あーーーーやってしまった、、、と、思わずテーブルに並べた食事と彼の顔を見合わせてしまいました。
ご本人曰く、子供の頃、まだ白メシが食卓に上ってたとき母親が白いご飯にふりかけをかけて食べさせてくれてて、それをうめぇーうめぇと思って食べてて、ある日そのふりかけの正体が金魚のエサだった事を知ってしまして、、、それ以来、白いご飯が食べれなくなったんだとか。
その時、ハッ!としたんです。
観念が違うってこういうことなんや、と。
ちなみに観念とは、例えば同じものを見てても、同じものを持って使っていたとしても、それが何の意味を持つのかとか、どういう概念なのか、とかは人によって全く違うってことです。
多くの観念は、自分以外のみんなにも通じると無条件に思い込んでしまっているフシがあるのだと、炊き上がった白メシを眺めながら改めて思ったんです。
今回の田中田特製ハンゴウ焚き火炊き白メシも、これまで食べてもらった人、皆さんに好評でコレ嫌いやわー、な人に出会って来なかったんです。
ですが、しかし、、、実際に正しいのは「白メシを好きな人が多い」であって「みんな白メシが好き」ではないのです。
でも、田中田はみんな白メシが好きだと無邪気に思ってて、それを無意識に他人にも強要とまではいかずとも当然のように押し付けているのが今回の一件で。
いやーーー
反省反省。
観念は時に執着に変わります。
執着しちゃうと見えなくなっちゃいます。
観念は1人1人みんな違ってて、それが奇跡的に合致した時に、相互で好意を持ちあうことがあればそりゃラッキーなのであって、当然でもなんでもないって話で。
まぁ、理想で言えば、観念が違うことを尊重しあえて、否定するでもなく、違う考えや意識を持ってるけれど、それでも君のことが好きだぜーーと互いに楽しめたらいいですね。
そんなこんなで、なんだかんだで言うてますけど、、、
ん、まぁ、でも、その男性、白メシ食べてみますと言うので、ハンゴウのおこげの部分入れてちょっとよそってあげたら、美味しいです、と食べてくれて嬉しかったです。
※ハンゴウのおこげは白メシの暴力ですw
と、いうわけでーーー
自分が食事の場を段取りする時は、人の食べものの好き嫌い、食べられる、食べられないは、ちゃんと聞いとかないとーと思った、なんでも食べちゃう雑食の田中田でした。
ああ、、、ちなみに
岡山のクローバーは酸っぱいけど、島根のクローバーは酸味がないそうです。
※どこで使うねん!その情報w
それでは今日はこの辺りでー
みなさん今日も素敵な1日をお過ごし下さいませー