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佐藤

裁判に纏わるThis and that

スタッフブログ:2024年01月31日 07:07の投稿「裁判に纏わるThis and that」

最近ひかかった裁判に纏わることを書こうと思い、エトセトラにしていたのですが、なんか意味ちゃなと
”あれこれ”の英語を調べると”This and that”と出てきたので、皆さん一緒に覚えましょうということでタイトルはこちらになりました。

さてさて。
僕は子供の頃から漫画を買うのが変わらない習慣なんですが、今買っている漫画の中で1.2を争う楽しみにしているのが



男性の方なら特に読まれてる方は多いのではないでしょうか?
(ちなみにもう一冊は住みにごり。)

最新刊、10巻の一コマ。

父親が検事の息子兄弟が裁判判決後に言い合いをしています。

簡単に言うと、殺人を犯した人間が精神異常者で、その判決を争うシーン。

殺人犯はめちゃくちゃな発言をしてるんです。

読んでいる人間、その場にいたら「死刑で当然だ!」と思ってしまう外見をしていて、そういう発言を繰り返す。

世の中も「死刑にすべきだ!」という世論で溢れている。

殺された方にも、この犯人にも家族がいてそれぞれの想いを抱えている。

僕の周りにいる多くの人間もきっと「それは死刑で仕方ない」と言いそうな話です。

弟だけがただ冷静に
「あれが刑法39条にある心神喪失じゃないならば、心神喪失ってなんだんだよ!?あんなの無罪だろ!?」

「あの判決はマスコミが被害者遺族感情をあおり、そこに裁判所が乗っかっただけだろ!!」

「マスコミは二元論で敵を作って叩く図式を作り上げる。」

「これじゃあ事実より感情を重視した人民裁判じゃないか!!」

と、世論でも感情でもなく法に基づいた意見を述べている。

死刑に持ち込んだ敏腕検事ですが、判決後に言い合いをする兄弟の弟(漫画の主人公)がこう締めくくります。



全然話の規模感は違いますが。

会社を立ち上げるとき、お店を出すとき、一番最初に決めるべきは「ルールだ」ということを目にして、僕たちはルールを決めました。

だけど、初めてのことを短期間でなんとなく決めた薄っぺらい脆いルールだったので、それが効果をもたらせてない。

相手は自分たちの半分程度しか生きてない若い子で、社会人経験もない子も沢山いて、さらに未経験を求めたのはこちらで。

当然のように「そんなこともわからんの!?」が通用しない。(嫌味じゃなくて)
30歳、40歳にとっての「そんなこともわからんの!?」なんて、僕が20歳の時もわかっておらず、知ってはいても「んなもん知るかい!」で好き勝手やっていたんだからそんなもんで。それをしっかりルールとして伝えないといけなかったんです。

だからルールはその都度、作り直していかないといけない。
しっかり決めて行かないといけない。

そして「大衆心理(大小問わず女の子たちの感情)を優先してははいけない」ということはお店の中心にいる人間は理解しておきたいなと印象に残りました。
もちろん、それがお店のためになることであるなら受け入れますけど、個人的な感情だけは無理。

感情0には働けないですが、感情をルールより優先するとお店は壊れてしまうと思っています。

絶対に個人を組織や環境やお店よりも優先すると亀裂が入る。
その子一人がその時救われたとて、後々取り返しがつかない事態になってしまう。
何回もそれで失敗してきたからこそ、そこは口ずっぱく言いたい曲げれない部分です。

例えば「今日寒いんで休みたいですー」を許してしまう。
それを耳にした別の子が「だったら私もー」「それなら私もー」で店を休みにするしかなくなる。それを繰り返す。
暖かくなったころにお客様は来なくなる。

店が赤字になって潰れるか、女の子がシフトに組めず辞めてしまうか。
始まりはそんな小さなことだったりするんです。

自分に甘い人間は他人にも甘くて、岸や山本がそういう部分をどれだけわかっているんだろうかと不安になるところです。
それは結果的に誰のためにもならない。全く優しさちゃうよと。

僕には可愛い部下だけど、お店の信用を失う従業員。
とっても頑張り屋さんだけど、お客様を不快にさせて、周りの女の子に迷惑を与えるキャスト。
そういうのって放ってはおけない。

キャストの当欠が続出する。
当欠したら何?がないですからね。
そりゃするて。理由なんていくらでもあるし、理由がなくても「今日休みます」でできるんだもん。
「わかったよー」で返す従業員、そういう環境であるお店がダメなだけ。

じゃあどうしていくのか・・・は難しいところですが、そういうことから目を逸らさずに取り組まないといけない時期なのだと思っています。

閑散期ってそういう部分を見直すためにあるんだろう。
完成されたお店なら閑散期ってさほど影響ないんだろうし、暇な時期は意味も使い道もあるんじゃないかって思っています。


話は戻しますが、ここのエピソードを呼んだ時に、やっぱり松本人志さんのことが浮かびました。
有罪、無罪、どちらに転ぶにせよ大衆心理は騒ぐのでしょうね。

僕がいつも真っ先に思うのは、子供は(ちょうど僕の子供と同い年の女の子の一人っ子)どんな思いで過ごしているんだろうか。
学校に行ってるのかな?嫌な思いはしてないかな?友達は変わらずにいてくれてるのかな?
世の中がお金やアクセスのために語るのは誰にも止められないけど、大人がよってたかって連日騒いで。

もしもその娘が自殺でもした時にその人らは何も感じないのかなーと。その覚悟で騒いでいるのかなーと。

責めるべきはその行動なはずなのに、まるで人格否定みたいになっている。

最悪の事態になった時に、誰も責任を感じず正論ぶりそうで嫌な世の中だなーって思ってしまいます。


そんな中で、昨日たまたま目にした最上もかさんの発言。

最上は「(松本が)はじめから事実確認をちゃんとして本人の声で…とは思いましたけど、こうやってポンポンと記事を出されてしまうと、みんな寄ってたかって騒ぎ出してしまうから…。本来は本人同士の話じゃないですか、だからこんなにぐちゃぐちゃさせる必要もなかったんじゃないかと思います」と話した。  

そして「自分が弱い立場で誘いに断りづらい、ってこともあると思います。みんながみんな、イヤってことをイヤって言えない。その部分に関しては、何が事実か分からない」と述べ

「松本さんも考慮すべきことがあったかもしれないし、お相手の方もはじめから行かなければ良かった」と私見を口にした。  

「何も起こらない事態をまわりがつくっていければよかった。でも実際に起こったことに関しては、こっちはここから見守るしかない」とも話した。

読んでいて誰もが嫌な気持ちにならない。

はっきり意見を述べ、両社に対して厳しさの中に優しさがありますよね。

好きに騒ぐか、我関せずが溢れかえったようですが、ちゃんとこういう人もいる。

こんな人が増えたらいいのになと願っています。


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