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水商売の人気嬢とは?
と考えた時に、自分が経験した中で答えられるのがたった一人だけいるので、本日はそれについてお話したいと思います。
と言ってもキャバクラではなく風俗のお話なのですが、最後までお付き合いくださいませ。
僕の風俗初体験は16歳or17歳。
島根の田舎者トリオ3人で広島に行き、客引きのおじさんに「若い子いるよー」と声をかけられ連れの2人が引いていたので、「よしここは一丁・・・」
とそれが何かもわからないまま体験人数一人の佐藤少年は薄暗い2階へとあがっていきます。
あとから知ったのですが、そこはピンサロと言って、お店の中心にカウンター(待合室のようなもの)があり、その周辺にカーテンで仕切られたソファーで行為をするという形でした。あれくらい緊張した時、他にあったかなあというくらい緊張している中、
「お飲み物は何にされる?」とケバイおばはんが現れます。
「ぎゃーーー!話と違う!!帰るー!!!」
と腹の底からの大声で騒ぐと
「私ママだから!接客するのは若い子だから!!!」
と説かれ、ママにも大恥をかかせてしまったのが始まりでした。
その数分後にソファーに通されると
「大丈夫?(笑)さっきすごい大声で叫んでたよね(笑)」
と20歳-24歳くらいのお姉さんに挨拶され、
「ま、まあね・・・」と煙草を一服。
僕は僕を理解してるからすごい僕らしい恥ずかしい話ですが、そんなところが始まりでした。
(この話には何の意味もないので、読んだら忘れてください)
それから約十数年後に、その地域で有名だったデリヘル嬢を呼んだ時の話です。
当時2人有名な子がいたのですが、
一人は整形ゴリゴリの美人で誰でも生中出しできると評判でちょっと違うなと思ってもう一人を呼ぶことにしました。
あまり期待しないようにしたうえでさらに下回り、ちょいムチムチした安藤美姫みたいな子が来ました。色々タイプじゃない。
覚えているのは3点。
①
「お仕事はなにしてるの?」
「・・・」
「じゃあこれだけ教えて♪その仕事は好きでしているの?それとも生活のためにしているの?」
②
帰りに玄関で靴を履きかけたところで部屋に戻ってきて
「私はこの仕事を長くしてるからお客さんがまた呼んでくれるかどうか大体わかる。」
「お兄さんとはもう会うことはないと思う。」
「でも、私は今日会えてよかった。ありがとう☻」
③
シャワー浴びてるときにエステで手入れされた肌に対して
「赤ちゃんみたいなお尻だねー」というと
翌日”赤ちゃんみたいと言われたお尻”というタイトルで写メ日記があがっていたこと。
①について
仕事を聞くか聞かないかは意見が分かれるところですが、僕は嫌な気はしませんでした。
その子が自分に興味を持ってくれるというのは話しやすくなります。
興味もないのに一応聞くのはうっとおしい場合もありますが、その子のそれはなんか上手だったような気がします。
相手を知る。興味を伝える。言い回しを変える。しつこくは聞かない。
その子の人気の理由①だと思います。
②について
男女職種問わず、人の記憶に残る人とそうでない人がいますよね。
こないだ歴代彼女の名前の話してたら何人も名前が顔が浮かばなかったりする。
でも60分だか90分だけ一緒にいたこの子のことを十年くらい経っても覚えていたりする。
それは言葉だったり行動だったり、人にインパクトを与えられるからなんだと思います。
セオリーじゃない。定型文じゃない。だからその先に何があるかを期待する。
「ELENAの子はいい子だけど発展性がない」(だからキャストに対して通うお金をつぎ込もうとはならない)
と言われたお客様がいて。
それは一理あると客観的に見ていて思うんです。そこを打破する最初の鍵が此処の部分かなって。
遊ぶとかやれるとか付き合うとかそんなことじゃなくて、関係性や距離感や会話の質がずっと変わらないっていうのはつまらないかなって僕も思ってしまいます。
ドラマや映画を最後まで観れるのは起承転結なり、ドラマティックな何かがあるからなわけで、それをやっぱり演出する部分は大なり小なりいるのかなって思います。
題材が性なだけで、こんなんって今、山本でも雄太にでもされたら多分忘れられないと思うんですよね。
玄関まで行って、戻って一言。
なんか強い想いを語られたらそれが本音であれ演出であれ覚えてるような。
③
余韻ですかね。
①と②があるからその子を見てしまうんです。
見たらそこに「ほー」「へー」がある。
その子がどうこうじゃなくて、気分じゃないと呼ばない性質なので結局2回目はなかったんですが、今でも”あの子が人気だったのはなんとなくわかる”という思い出として残っています。
今日の話を活用できるはずだし、
ラウンジにはラウンジのやり方がある。
これを読んだ(読んでんのか知らんけど)ELENAの子が、この先誰かの記憶に残る時間をもたらすことに期待しています。