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STAFF BLOG

佐藤

神様に願うこと

スタッフブログ:2024年04月19日 07:07の投稿「神様に願うこと」

あなたは神様はいると思いますか?

あなたは神様に願ったことはありますか?

久々に一人落ち着く時間ができて、何かブログを書こうと思ったときに携帯にメモしてるあれこれじゃなくてぱっとこの内容が浮かびました。


高校三年生だった約20年前。
いつも通りの静かな夜を過ごしていたところ、突然我が家の電話が鳴りました。

3歳上の従兄が事故に合った。スクーターでトラックに跳ねられたという電話でした。

あまりにピンとこず、僕はその夜、テスト期間中だったので勉強しつつオナニーして桃鉄にさぼりながら成り行きを待ちました。
今ようやくわかりましたが、平然にいようとしつつ動揺していたんですね。

翌日が2日後。父に連れられ岡山の病院に行きました。

おじさんおばさんは憔悴しきっていて、田舎の輩みたいなおじさんに「じゅんちゃんよく来てくれたね」とか細い声で言われたことを覚えています。
”じゅん「ちゃん」・・・?”何年振りかにそう呼ばれたのです。

おじさんは車屋さんで働いていて、トラックとスクーターの事故の顛末を嫌というほど知っていたそうで、普段饒舌or無口と極端なおじさんが第一報を聞いたときは布団にくるまって大声で泣き叫んだと後から聞きました。

同級生4人が広島から福山に遊びに来たのをスクーターで誘導してる最中に引かれたそうで、その4人もぼろぼろ。

僕は、何かピンとこずに、地に足が着かない心境でふわふわそこにいるだけでした。


生きてる内に会えるのはこれが最後かもしれないということで、ICU(かな?)に運ばれた従兄と2人ずつ窓越しに面会することになりました。

全身に管が入り、血と骨が見える中装置で生かされている従兄を目の当たりにしてそこで初めて大泣きして涙が止まらなくなって

「神様、どうかひろにいを助けてください」と願いました。

人は弱くて、人の力には限界があって、人には出来ないことがある。
神様は、人の力ではどうしようもできないことをそれでも願う時のために、人が作り出した存在なんだ。

18歳の僕はそれにすがりながらそれを知りました。

それからいくつものドラマのような展開が起こりましたが、話はこれくらいにしておきましょう。


2度目に願ったときは、願ってないで動こう!と須佐神社に向かいました。
そしてその足でその勢いのまま洋平に会いに行きました。ELENAの壁画を書いてくれた彼ですね。


そして今月3回目の・・・はどうやら神様に願うことなく終わりそうです。
周りに支えられてなかなかポジティブにやれています。
昨日その一部始終を近所のママさんに話したら、目をまん丸にして絶句されていましたが、普通に帰って食って、寝て。


こないだ雄太と車の中で「一番影響受けたのは誰ですか?」と聞かれ、好き嫌いじゃないけどAさんと話したところで。

そのAさんに「じゅんちゃん強くならんと!!!」と怒鳴られてから14年。

少しは強くなったんかなーという今日この頃です。



最後に、従兄の事故から23年。

死にかけた従兄はその家族は思い描いていた人生とはまるで違う人生を歩んでいますが、それでも皆、元気です。

神様はいるのかもしれないですね。


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