STAFF BLOG
ケチと言えばで思い浮かぶエピソードを2つお話しします。
地元にいた頃に僕の3つ上の世代に1人の強烈なカリスマがいて。
ド田舎だったのに、すごい流行が早かったんですよね。
当時は(定番で言えば)ステューシー全盛期だったのに、シュプリームを最速で着用したり。
多分その町で初めてガングロギャル男になって帰省したりとか。
それが小学生の頃から片鱗があって。ずっと男女先輩後輩からの人気者。通称RYUさんとしておきます。
その同級生や後輩たちは、RYUさんと仲が良いかでステータスが決まる。
怖いキャラではないから、媚びるとかではないけど、RYUさんを敵に回す(彼女にちょっかいかけるとか)と総スカンを食らうみたいな話が世代が別の僕のところにも入ってきていました。
そんな中、RYUさんと仲良くなったことで元々地味グループにいた通称PUUさんもいつの間にかみんなの人気者になります。
僕から見たら何も魅力が見えないんですよね。
当時、RYUさんのカリスマ性は周りにもパワーを与えてすげーなーみたいに思っていたものです。
そんな中、PUUさんはそのカリスマグループの枠から外れてしまったという話を耳にします。
あんなに近くにいたのに💔
あんなに側近のようだったのに💔
なぜ?
そこら辺の事情に詳しい人に聞くと「とにかくケチなんだ」と。
高校生なので、学校帰りにポテトチップス買って分け与えないとか、そんなちっぽけな話なんですけど、当時15歳の佐藤少年には「けちってそんな破壊力があるものなのか!」と衝撃を受けたことを今でも覚えております。
PUUさんは小さなケチの積み重ねで中学1年生から高校2年生まで積み重ねてきた自分の序列や友達や楽しい時間すべて失ったまま卒業して県外に行かれたときいております。
ケチ=目の前にあるものを守り、その先にある大きなものを壊す恐れがある。
世の中の常識ではないですよ。僕の価値観の一つ。
もう一つ。
当時絶大な人気を誇っていた木村拓哉さんが、TVにて「自分をケチだなと思うことを何か教えてください」という質問に対して、
『2人で食事してて餃子が5こあるとして2個ずつ食べて、最後の1つを”食べていいよ”と言ってあっさり食べられると”食うんだ〜・・・”と思う時』
と言われていました。僕はファンでもないですが、その気持ちはわからなくもないなと当時思いました。わかる!ともならないですが。
持ってき方が少々荒いですが、この話の内容がわかるようになってほしいなっていうのが僕が求めることの一つです。
言葉の裏側にある心理を読み取ること。
言葉を真正面から素直に受け取りすぎないこと。
相手が誰でどういう性格で、なぜそれを言っているのかを考えてうまく捉えて、自分の返答を選択すること。
ELENAには男女共にとってもピュアな人間が集まっています。(10割とは言わないけど)
駆け引きなんてしたことない。嘘がつけない。強みであり弱み。
ELENAの女の子にとって食べていいよは本当に食べていいよであり、食べていいよで食べたかったらありがとーで食べちゃうんだと思うんです。
木村さんの正解は知らないけど、多分「大丈夫ですよ。食べてくださいよ♪」って一回は言われたいってことだったんじゃないですかね?
きっとそういうところに人の好感ポイントは眠っているのではないでしょうか?
人ってそもそも好きなものを好きって言うことに照れがある生き物なんですって。
大事な部分はきっと思ってるよりずっと繊細な部分でガードされてる方は多いような気もしています。
土曜日最後のお客様は「男は女の子よりよっぽどロマンチストで弱い生き物やねん!」と言われてましたしね♪
僕も時々そう思います。ELENAの20代の女の子たちは30代男子よりよっぽど強いですよ。ちょっと尊敬しています。
ケチが悪いかどうかは僕にはよくわかりません。
なかなか達成できないですが年に何度か今月の目標:ケチに過ごすと決めることは多々あります。
ただ今のところ”あいつケチだよね”とは思われたくないなということは考えているつもりです。