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STAFF BLOG

佐藤

オンライン上のキャバ嬢の彼女

スタッフブログ:2024年07月04日 07:07の投稿「オンライン上のキャバ嬢の彼女」

今日の昼間に田村とクリーニングに服を持っていきまして。

その車内で、田村と雑談をしています。生気のない顔して携帯を触りながら。

「おまえは一年前基本どう過ごしてた?」→『夕方に寝て起きて、バイトに行って、終わって帰ってパチンコ行って・・・』

「夕方って何時?」→『17時くらいですね』

「バイトは何時から?」→『22時くらいです』

「何時まで?」→『8時です』

田村はよく喋る割に面白いことがないので、こいつと喋ってるのつまらんなーと思いながら、暇だから何かしゃべり続けるわけです。

「10時から17時までパチンコなんてお金持たないだろ?」→『はい。だからゲームを初めて。そこで出会ったのが”オンライン上のキャバ嬢の彼女”ですね』

ちょっと待て。今なんて言った?『オンライン上のキャバ嬢の彼女ですか?』

文章では伝わらないのですが、田村の特徴のひとつに”無駄に早い”ということがあります。

一度身内的なお客様にも”さささって動くの辞めたほうがいいよ。アホっぽく見えるから”と言われたのですが、癖になっていてなかなか抜けません。

コンビニ歴約18年で鍛えられたのか

電卓を叩くのが以上に速い。お札を数えるのが異常に速い。
財布に所持金800円とか3000円とかいう男がお札を数えるのが速いって財布の中身を知ってる人間からしたらなんかちょっとおもしろいわけです。
”オンライン上のキャバ嬢の彼女”を同じように流暢な英語のように言う38歳もちょっとおもしろい。

僕がちょっと笑うと、田村も喋りやすくなって

「実家に住んでた頃、2回から飛び降りようとしてお兄さん止めたの覚えてますか?」→知らん(笑)

「麻雀してて、僕が包丁持って追いかけまわしたこと覚えてますか?」→覚えてない(笑)

ほんのちょっとだけ会話がマシになります。

何か笑いどころを見つける。見つかるまで掘り下げてみるという話でした。


今それがまだ足りてない。
見切りが早いのも、決断を自分でしてしまうのも、深く潜らないことも。
「○○なんですよー」で話が終わる。これがお店の弱さで、上手なお客さん次第で盛り上がりが決まるみたいなところ。
かみ合えばいい場になるけど、難しい流れだとそのまま一時間が終わってしまう。

んー。
こんなもんなんかなー。
こっからどうしたらいいんかなー。
そんなことをよく考えます。


話は変わり、時々「雄太さん最近元気ないですね」というような声を耳にします。

そういう発言にうん。もう一声欲しいんだよなー。と思うのは望みすぎなんでしょうか?

みんなが揃って「雄太さん最近元気ないですね」

「雄太さん最近元気ないですね、どうかされたんですか?」

或いは雄太に直接

「雄太さん最近元気ないですね、私に出来ることがあったら言ってくださいねー♪」

こういう仕事をする子ならば愛想でもそういう気の利いたことを言ってほしい。その一言で雄太は少しは元気が出るかもしれない。少なくともその子の思いやりに少し救われる。そんな風に思うのです。そう言えよっていうよりは、そういうことが言える子はお客様にも無条件に可愛がられるだろうになって。

何も悪くない。だから注意とか怒ることでもない。
ただ、、、と悶々とする日々の中で逆説が起こりました。

雄太の誕生日イベントをする一週間前、6/1にモカちゃんの面接をしました。
その一週間後に初出勤&雄太とは初対面だったのですが、モカちゃんは雄太に小包にいれたプレゼントを渡したそうで。

”お店のHPやインスタ見て誕生日と知ったので””
とのことでしたが、酔っぱらった雄太はそれを僕に話しながら「一生忘れませんよ」と喜んでいました。
「一生は言いすぎやろ!」と思いましたが、それくらい嬉しかったのでしょう。

じゃあ他の子は・・・というのは置いといて、そんなモカちゃんは指名も同伴も入店間もなくELENAでは過去ないスピードで成果を挙げています。

前回着いた常連さんには一言「こないだはありがとうございました♪」と自ら声を掛けにいくのを目にします。


業界の鉄則で、(長く)人気でいる子ってお店から見てもやっぱりいい子なんだと思います。

「おはよう」「おつかれー」とセリフとして言っても誰も気持ちよくはならない。
本当に気持ちよい挨拶って、声や目線や姿勢や心構えが備わって初めてわかる人にわかるもの。

スタッフの誕生日に何かを求めることはありませんが、「たんじょうびおめでとー」で済ませた子と、それが1000円でも500円でも、何かはしてあげたい、祝ってあげたいと思って行動した子の差は上記の挨拶の話みたいなもので時間が経つほど生まれるような気がしています。


”人を楽しませる仕事”
”人を喜ばせる仕事”

それを理解して実践して初めて自分に実りが生まれるということを、やっぱり一から話し合っていかないといけないなと思います。
自分の成果から先に求めると絶対にうまくいかないんだってことを僕らがまず伝えていかないと始まらないなってところですね。


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