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最近、退屈過ぎて、ずっと毛嫌いしていた韓ドラを見始めました。
まずはお勧めされた”補佐官”
に出演中の
イエリヤがあまりに綺麗でいい人でイエリヤを辿って
”模範刑事”
からの現在”皇后の品格”
という流れなんですが。
今日話したいのは、韓ドラの魅力というわけではなく・・・
いちいち横で田村が泣きじゃくるんですよ〜。
仕事終わりに電気消して世界観に浸ろうとしてるのに、ティッシュを取ってはぐしゅんぐしゅんうるさくて一気に冷めてしまう。
大した友達もいないし、大した恋愛もしてないだろうし、仕事に夢中にもなったことない人間がどこにそんな感動するんだ!?と考えてみたところ。
ベタが100発100中で突き刺さるっていう結論に至ったんですね。
例えば仲の悪い親子が、死ぬかもしれない場面になって号泣して呼びかけるシーン。
例えばすれ違いで終わりそうなカップルが、分かり合えてまた元のさやに戻るシーン。
例えばプライドを捨て、みじめな思いをする主人公が全て計算の上で一発逆転を起こすシーン。
もう何度も時代時代で繰り返されてきたシーンが、田村が今までパチンコとコンビニ生活しかしてきてないからすべてが新鮮で突き刺さる。
ちょっと前に書いた”わかることの虚しさ”まあちょこっとだけ羨ましさもありますかね。
こちら志村けんがタカ&トシに言った有名なエピソードです。
”また、「欧米か!」というツッコミで大ブレイクしたタカアンドトシ。当時は、「“欧米か!”の次は何ですか?」と取材で聞かれることが多く、志村さんに相談したことを吐露。すると、「ギャグなんて、そんな簡単にできるもんじゃない。俺だって、“アイーン”と“バカ殿”と“変なおじさん”ぐらいしかねーんだよ。この3つをいかに大事にやるかなんだよ」「いまだに“アイーン”とかで喜んでもらえるんだから。お前らも次なんか考えるな」と諭されたそうで、「“欧米か!”をしっかりやることなんだよと言ってくださった。それをずっといまだにやってますけどね」と志村さんからの教えをかみしめていた。”
志村けんはベタをすごい大事にされてますからね。
そんなわけで、”ベタ”が最近よく考えるテーマの一つの日々の中で。
一昨日、家のピンポンで起こされました。
部屋で起きてリビングのインターホンに行くと途切れる。
昨日も全く同じ。
ポストを見ればいいのだけど、何度か前に住んでた人宛に荷物でめんどくさかったのでスルーしておくと夕方に再度ピンポン。
その瞬間に、あーきょうこだろうなって思うんです。きょうこしかいない。家の住所知ってる人も少ないし、そういう日なんだなって。
まだ中身は見てないけど、中身は周年を祝う花でした。
わかっても嬉しいことはある。
僕らがお店を出した頃、あまりにグダグダなので「おまえちょっと入ってくれ!」と強引にきょうこをグループラインにいれた時期がありました。
グループラインでかましてくれた時があって、辿ると
「だから昨日わざわざ、基本が100点のお店ってあるようでなかなかないから、まずは基本を100点に!と言ったんだよ。
なんか基礎すら出来てないのに、他店や他者とは違う何かをとか、応用の発想しようとしてるのが根本から間違い。
当たり前のこと出来んやつが、応用なんてできるわけがない」
そういうことを言う人間らしいなって。
今日に限らずあの子はいつも自分が吐いた言葉を全うしようと変わらずにいるんだなと、素直に嬉しく思いました。
基本が100点のお店にはまだまだ道のりは長そうですが、可能性がある限りは追求していきたいなと思うところです。
飲み屋のベタっていうよりも、良い接客業のベタから。
変化球とか高度な何かを求める段階じゃない。まずは基本から。
何を持って人は飲みに行くのか。
何十件もある飲み屋さんの中で何を求めてELENAに辿り着くのか。
まだまだ先は長そうですね。
ほんと、ベタな締めくくりになりますが、支えてもらった多くの人に感謝です。
一年間、本当にありがとうございましたm(__)m