STAFF BLOG
最近「おもんない」「つまらん」とネガティブな考えや発言ばかりが続いていました。
昨日ふとコンビニにて。
よく見かけるワンピースフィギュアくじに目が留まります。
そう言えば昔の上司が「誕生日に俺がワンピースの○○が好きだからってそれが出るまで延々くじ買って３万円使ったんだって（笑）」
というエピソードを聞いたことを思い出します。
３万円の現金。
３万円で買えるベタなプレゼント。
３万円のフィギュアくじの当たり。
現金はきっとすぐに無くなってしまうし、プレゼントも数年たてばそれに大した価値はつけれない。
でもこのエピソードはきっと忘れることはないだろうと当時も今も思います。
僕自身、もらった誕生日プレゼントの中でぱっと思い出すのはその上司が、仕事中に自宅の玄関ポストに封筒を挟みに行っていたこと。
中には手紙と現金１万円があり、”何が欲しいかわからんかったから、家族孝行が一番だと思って現金にした”とあったことと。
32.33くらいの時に、職場の電気が消えてハッピーバースデーを歌いながらケーキを持って集まり、プレゼントを開けるとコップがあって。
お洒落なコップではあったけど、この歳でコップ？？と腑に落ちない様子でいると、あとから来た先輩が「ちゃんと中見た？」と言われ中身を見ると
こんなメダルが５枚。
何これ？って言うと、僕が当時よく行っていたパチンコ屋の現金５万円分だと説明されました。
もう馬鹿馬鹿しくて笑ったし、すぐに使って無くなったけど、その時何を打っていくら負けたのかは忘れてしまってもその時の様子は今でもしっかり覚えています。
人を楽しませるって、そういうことなんじゃないかなって僕は思うし、スタッフやキャストに求めたいんですね。
その人が何をしたら喜ぶか、誰もがする無難な形じゃなくて、少しでも記憶に残せるような何か。
だから楽しかったけど、何話したかは全く覚えてないっていうような時間や会話はなんとも言えないし、今日お店に来てくれた方に気遣いや会話の中で何か一つ、小さなことでもいいから今日ELENAに来て自分と話したことを刻めるような子であってほしいなと。
何か不満だけど、何から手をつけていいのか、何から話せばいいのかわからないという状態でしたが、僕の原点はそこだなと改めて思いました。
今日、ずっと避け続けていた昔の知り合いと２０数年ぶりに再開してELENAで３時間ノンアルでそれぞれのこれまでを話しました。
商売で考えるなら絶対に繋がるべき存在なのに、馬鹿だなー、向いてないなーと思いつつ、自分は曲げれない葛藤がありましたが、最優先はそれじゃないかと再会することに至って。
基本的に楽しい話だったのですが、唯一かみ合わない部分は
＠島根の人は、そこそこで充分なんだ。佐藤みたいな質を誰もが求めてないんよ。
#⃣そこそこのもののために働く事に何の面白さがあるの？自分の大事な人が来た時に、自信持って見せれるものがあるの？
やっぱりそこら辺。
僕もそんな最高峰を目指すほどの人間でもないんですが、多分そこそこの基準が違うし、とりあえず心身が健康である限りはこれで良しとはしたくない。
昼間にお店の子みんなが一番好きだと言うラーメン屋に行ってきたんですが、わからなくはないけどなんとも言えない。
それを
”島根では一番美味しいラーメン屋だ”と思うのか
”これが最高のラーメンだ”と思うのか（僕が受けたニュアンスはこれが多かったので）
”世の中にはきっともっと美味しいラーメン屋があるはずだ”と思うのか
”だったら自分で本当に美味しいラーメン屋を作りたい”と思うのか
どう捉えるかで少しでも価値観や視野や未来は変わってくると思うんですよね。
僕は彼を友達と思うからこそ、島根を肯定しながら島根を食いつぶす、ダメにしてるようにも思えたんですよね。
僕が好きな島根県民の多くは島根を良くしたいからこそ否定する。アンチが大事と言われるやつですね。
本当に嫌だったら住んでないし、好きだから大事だからこそ否定したい。
人が優しいし、空気は綺麗だし、平和だし、いいところだけど、でも人口が減り続ける現実がその裏である。
それに向き合う、抗うことも必要なんじゃないかなって思ったりもして・・・
だから次会った時はそこんところこんこんと言ったろーと思っているのですが。
まあそれも僕らにとっては楽しい会話だったりするんです。
真っ向から反論されて僕も楽しかったですしね。
これから社会に、県外に出る若い子たちが、あと数か月、数年ELENAに過ごす中で少しでも自分の枠を広げれる時間になれば嬉しく思います。
それでは皆さんよい一日を♪
