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佐藤

18年間言われていること。

スタッフブログ:2024年12月07日 07:07の投稿「18年間言われていること。」

最近二日連続で”人を見る目”について褒めていただきました。


「マッキーさんってよく思うんですけどピッタリな表現しますよね‼️
さすがお父様が言うように観察力バッチリですね👌✨」


「じゅんさんに対しては難しいみたいなイメージは持たなかったのが最初の印象ですね!!
目力強いなって思いました!笑
話していくうちに相手をよく観察される方だな〜って印象に変わっていきましたね😊」

お二人とも経験豊か、僕より何倍も色々な人を見てきた方だったから素直に喜んだところですが、これを最初に言われた時のことを鮮明に覚えていて。


24-25差の頃。

僕は下北沢の熱帯魚屋で働いていました。

ワースト5に入る人生の絶望の時期からようやく抜け出そうと職探しをしていたころ、数年間いつもただ前を通り過ぎるだけの熱帯魚屋に、なんとなく入ってみたところ、知らない世界が広がっていて。



気さくで明るく元気な愛想抜群の店長、小竹さん

クールでオシャレでなんでこんなところにいるんだろ?っていうイケメン迫さん

売れない舞台女優の増田さん

熱帯魚には全く興味を持ったことはなかったけど、なんとなく此処で働きたい!と思って、初めて入った通りがかりのお店でそのまま「此処で働かせてもらえますか?」と面接してもらい働き始めました。(こちら、とある方へのメッセージとして太字にしております)


みんないい人で、それぞれの付き合いがありました。

小竹さんは当時32歳の大人で、出会い系で見つけた彼女に夢中。
奥さんがいる女性のその倫理観を知らない僕は、どういうつもりで・・・と聞くと

「僕が僕でいるために必要なことんだ!!」と。

あの頃わからなかったけど、大人になった今思うと・・・いややっぱわからんな。(笑)


増田さんはいつも人が言わない特別なところを褒めてくれて。俳優目指そうよと誘ってくれたり、誕生日には、ぼろぼろの古本くれました。なかなか誕生日に自分が読み古した本って渡さないですよね。(笑)でも増田さんらしくていいなと。


その中でも迫さんにはお世話になって、毎日ごはんにビリヤードに連れて行かれました。
B’zの稲葉さんの母校でもある横浜の国立大学出身の方で、フトアゴヒゲトカゲをこよなく愛して、僕にやたら海水魚やサンゴをツケで買わせて僕の家にいつも来て。
(いつも土足で上がってきて、部屋の汚さに「ここ土足の家だよな?」みたいな。)



なんでここに居るんですか?と聞くと「入った時は人生から逃げてた。今はその延長線だな」って。


迫さんに言われた一言はその後、僕も多くの若者に言ってきました。

穏やかな顔で、”わかってるよ。通ってきた道だから”

28歳の迫さんは24歳を経験してるから今、おまえが言ってる気持ちはわかる。でも、24歳のおまえは28歳をまだ知らないだろ?

そんなところだったのだと思いますが。


たまたま来た有名芸能人に水槽セット売って褒められたり
フィクサーと言われる方の自宅にメンテナンスに行ったら壁一面が水槽で巨大なサメが数匹泳いでいたり
今では考えられないような経験させてもらったかなと思います。


そんな穏やかでアットホームな職場が、ある日いつもと雰囲気で騒々しい様子になりました。

社長が、沖縄から帰ってくる。

小さな小太りのニヒルなその社長ははじめましての挨拶の時にこう言いました。

「はじめまして。やま井です。やまいのやまは病です。(普通の山井なのに)」

(なんだこのおっさんは!!?)


”海は地球の70%を占めてる。人間がこれだけ色々いるんだぜ?じゃあ海(生物)にはどれだけのロマンがあると思う?”

みたいな素敵なことを言うかと思いきや、沖縄の水面が口元近くまである鍾乳洞にて

”触るな!その一つひとつは君の命より価値がある!!”

入ったばかりのアルバイトに対して、なんつーこと言うんや!!

深夜4時までマイケルジャクソンの動画を見させられれ、素面でへたくそなスリラーダンスを見させられ、動物たちが泣きわめいている孤島の森で大いびきで寝だし、なかなかのぶっ飛んだ人でした。


そんな社長は増田さんが大のお気に入りで。

奥さんも一緒に働いてるし、増田さんは嫌悪感をだしていたから、増田さんがいると毎回仕事終わりにファミレスにみんなで行くようになりました。

もうめろめろのデロデロ。ニヒルのかけらもない。

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注※最近誰も使わないのでニヒルとは
1 虚無的。虚無主義的。ニヒリスティック。「—な思想」.
2 冷たく醒めていて、暗い影のあるさま。「—な男」「—な笑い」. 「ニヒル」に似た言葉.

2の方ですね。(笑)
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ある日、積もりに積もった社長へのあれこれを迫さんに話しました。迫さんは笑って穏やかにうんうんって聞いてて最後にこう言いました。

「うん。おまえは人を見る目がある。」

18年後もそういう自分で入れてよかったです😌(笑)


考えて、勉強してそうなわけではないので感覚的なものですが、ポイントは、良くも、悪くも知ること、言うことかなと思います。

嫌!から目を背ける人間はずっとそこが変わらない気がするなって最近常々思うことがありますね。


PS.ブログを書き終えた後、友達と朝方までお茶飲みながら語ってる中で。

これずっと前から言ってるんですけど、

「あの人はこうなんだと思う」→「わかるわー」

「この人はきっとこんな人なんだよね」→「そうそう!俺もそう思う!」

「あなたはこういうところあるよね?」→「いや!〇△〇△」

「これ、昔からめっちゃあるんだけど、他人に対しては同意・納得なのに、自分だけは外れる・否定ってそんなことあるんかね?それは自分が見えてない、客観視してないってことだと思うんだけど」→『言われたらそうだわ!確かにね!(笑)(笑)』

あーようやく本人が認める奴が現れたか〜って思った小話でした。

この流れだと「いや!〇△〇△」がものすごいアホに見えるんですよね。

”他人から見た自分しか信じない”

受け入れたくないことも、認めたくないこともあるけど、僕はそうだと思っています。


ぱっと浮かぶのが

”私、可愛くない( ;∀;)”

「いや、沢山の人に可愛いって言われるってことは、おまえは可愛いってことなんよ!そこはまず認めろ!話進まんわ!(笑)」


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