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皆さんは剥き出しの本音を言うこと、または聞いたことがありますか?
僕はあります。
そしてそれらは一つ一つ記憶に残っています。
誰かの言葉を思い出すとき、大体それは”剥き出しの本音”だったりするのかなって思うのです。
例えば母さんは更年期が最高潮の頃
「母さん、間違ってても誰かに味方してほしい!」と電話越しに叫びました。
この人の子供なんで、僕もその気持ちはわかります。わかりますが、なかなか言えるものではありません。
先日、母についてのブログを書いたら
”こないだブログ読みました。改めて気持ちが解って涙がいっぱい出た。それを横で見ていたお父さんは感動無し(涙)
マサ(田村)がそっくりです。まさにきずかせてくれて有り難いです”
とラインが来ましたがそんな父さんはおばあちゃんの葬式で、弔辞を読みながら泣き崩れました。
普段、ほとんど会話なんてしてなかったのに。
前日、いい文章書けたわ〜と皆の前でへらへらしてたのに。
号泣しながらの「会いたいよ!」は誰でも胸に刺さるし、言葉を難しく考えなくても要は表現力、気持ちの強さの問題だろうと。
誰にでもそういう記憶に残るシーンや言葉ってあると思います。
お店も、女の子もリピートしてほしいのは当然のことなのですが、
リピートを取る=脳に刻むってことなんだと昔働いていた会社の社長に言われたことがあります。
では、そもそも脳に刻もうとしているのかどうかになりますよね?
今週から最初のお客様が来店されるまでは極力ミーティングするようにと伝えました。
田村は「仕事は楽しい?」って聞かれた時に、剥き出しの本音では答えないと思う。
「はい!楽しいですよ!」って一番無難な返しをしていると思う。
違う、俺が求めてるのは、人の印象に残るのは
「怒られる事が多いし、余裕もないし、楽しいとは言い切れません。でも僕はもう他に行き場も浮かばないし、ここに懸けるしかないんです!」こっちやろーって。
自分の本音を言える範囲ぎりぎりまで言う。それを言われても相手が不快にならないならそれは良しとしようよと。
良くラインが浅いということを話しますが、無難にベタに返すのを70点と思ってる人は多いように感じるけど、この仕事において10点くらいの最低点(失礼ではない)ということを認識してほしいというのが僕の想いです。会話として何もおもんないからね。
同意を求められるお客様って極わずかであるのに、多くの人間は”同意しないといけない””自分の本音を言ってはいけない”って思い込んでるんじゃないかなーって思うんです。
俺はこう思うんだよね!⇒はいそうですね♪
それでこれからはこうしていきたいんだよ。⇒素晴らしいと思います!
でも不安も問題もあるし⇒○○さんなら大丈夫ですよ!
何がおもろいんこの会話?
って思うんですよね。
その返答なら誰でもいいから。自分である必要が全くないから。一見丁寧に見えますが、こんなのは丁寧でもなんでもない。僕ならすごい無駄な時間とお金を使ってるなーと感じながら話してると思います。やっぱりそこに自分に対して話してくれた誠意として自分の意見はほしいなって思ってしまうんです。
誰も「適当に合わせてるだろ」とは言わない。言ってはくれない。
自分がそれに気付くしかない。それに応える術を持つしかない。
冬はとても苦手です。
体も心もかじかんで、固くなる。
今週は少し暖かくなるみたいですね。
凝り固まってる”こうあらないといけない”と思い込んでるだけのものを、季節の変わり目に身を任せて少し和らげてみるのも良いのではないでしょうか?