STAFF BLOG

15年くらい前から何回もブログに書いてきた話で。
ELENAのブログにも書いたかなー。覚えてないなー。
ただ時折思い返すんですが。
‟偉いね目指すもんがあって…
俺は何を目指すのかすらまだ見つかってねーや。
でもだからこそ今を生きることにした。
おめーが踏みにじってる今を。
今いる場所がつまんねぇ
職場だろうと
俺の道であることに変わりはねぇ。
俺のゴールにどうやって
つながるかは知らねぇが
いつかつながることだけは確かだ。”
こちらのセリフにピンと来る方はおられるでしょうか?
少なくともELENAの若い子たちは知らないと思うんですが、漫画リアルの名言です。時代が変われど変わらない真理、揺るがない理なようなものの気がしています。
僕が小学生の時の忘れられないシーンがありまして。
要点を言うと
・野球・陸上はそこそこ得意
・水泳が苦手。自己最長記録21メートル(要はゴール手前であきらめる。根性のない男の子)
・自分の枠の中のかっこつけ
そんな佐藤少年が、全員強制参加のプール大会に出ることになり。
夏の日のプールにて、泣きながら足を怪我して出たいけど出れないと先生に報告したことがありました。
その涙はどうしても出たくない涙だったのか、情けない涙だったのかわからないけど、初めてちゃんと嘘をついた記憶として残っています。
多少小賢しいそぶりはしたかもしれないけど、根本的には怪我してないので普通に暮らしてるし、今思えば先生は僕の本心をわかっていたと思います。
そこから何度かそういうシーンがありました。
その時いつもそのプールでの出来事が浮かぶのです。
嘘を通してしまったから、逃げ癖がついたな、卑怯な人間になってしまったなーと。
それが結果自分のためにならないっていうことに気づくのに随分時間が経ってしまいました。
正当化しすぎ、被害者意識が強い。
そういう人を見てると自分を見てるようで流せない。言いたくなる。
時々ネタで話すんですけど、僕40歳で硬派になった。つまり浮気しなくなったんですよね。
それまでしなかったことが無かったんだけどバレるばれないの問題じゃなくて因果応報が嫌になって。
でも、性格的な問題なのか浮気してるくらいの方がうまくいく。
商売も似てるなと思っていて、正しいことをしてるからってうまくいくわけじゃないのが人生の嫌なとこ難しいところなんですけど、今は過去が生み出した今だから、その答えが出るのはもう少し先の話なのかもしれないなと思ってやっています。
ELENAの女の子は5年後いる子は1人いるかどうか。
10年後にはきっと誰もいない。
でも彼女らも同じようにゴールと今は繋がっていて。
ELENAで過ごす今がそんな悪い通過点じゃないんじゃないかと思っているんです。
飲み屋のプロ、命かけてるような人たちから見たら笑われてしまうようなレベルなのかもしれないけど、それぞれに何かは抱えてる中で精一杯やってくれてる子たちが沢山いる。少なくとも自分の20代と比べたら皆すごいなって部分がある。
お客様にも恵まれたし、お店は至って平和。
前職で”今がピークだなー”って思った時期があって、本当にそこがピークで終わってしまったことがあったんですけど、ELENAは割とそれが何回も思い返せてきてて。
12月も思ってたし、3月も思ってた。
4月はだいぶ崩れかけたけど、持ちこたえて今もそう思うんですよね。
若いからみんな過去は見るけど、未来は見ない。
見えてきたものは見れるけど、まだ見えない部分は見ようとしない。
思い描くことって早ければ早い方がいいはずと思って、今日はこのネタにしました。
目が覚めて月火水分のブログを一気に書いたんですけど、これを書いている昨夜15日は父の日でした。
たまたま父さんが日曜に松江に何かの会の会長さんと出てくるということで、食事をして短時間の貸切営業をしました。
父さんは若い頃に仕事中の事故で指が吹っ飛んでて、人差し指の第一関節がなくて、ミニウインナー、或いはちんちんみたいなんですけど。
(イメージ)
その人差し指で「この人はすごい人で!」って会長さんを何度も指さすんです。
「おい!すごい人をちんちんみたいな指で指すな!」って何回言っても繰り返す。
そんな父の元で育ったのも今に繋がってるし。
ちょうど食事中に娘から「父の日だから一応かけてみた」と電話が来て何かの話から「お父さんだと思う感覚はない。友達に近い」って言われたんですけど、佐藤家の親子関係も過去今未来と繋がっていくんだろうなあと思うところです。