STAFF BLOG
久々に落ち着いた時間があって、何か観ようとTVを付けたところ、長渕剛のとんぼが目に留まり見入っている内に眠れなくなりました。
めちゃくちゃ早起きして寝不足なんですけど、変なアドレナリン出たんでしょうか。
調べてみると僕が6歳の時のドラマで、長渕ドラマはまともに見たことがないのですが、それでもなんとなく。
とんぼに限らず自分の人生の中に長渕ドラマに衝撃を受けた記憶はあって。「怖い!けど見たい!」と言えばそれが浮かびます。
今回初めてまともに見た中で一番印象に残ったのは、出会った男女が口論からはつり合って(ヤクザとカフェバーオーナー)、最後は乳を揉みしだいて「気持ちいいんだろ?」というと、女性が服を自ら破って「やれるもんならやってみなさいよ!あんたなんか怖くないんだから!!!」と絶叫するシーンでした。
なぜこのシーンなのか追記してるんですが、先日近所のスナックのママさんとじっくりお話しする機会がありまして。
連れて行ったスタッフが「人が怖いんです。威圧的な方とか、気が強そうな方とか必要以上にびびってしまう・・・」というのに対してママは
『楽しく飲みたいと来ているのになぜ怖いの?』と一蹴。
『人を怖いと思ったことなんて若い時からない』とおっしゃられておりました。
すごく印象的だったのは怖そうな人が来たら
『あなたのような方を楽しませる器量は私にはありません。お金を頂いても申し訳ないのでどうぞ他所のお店に行ってください。そんな風にしっかり話せばいいのよ♪』
『(従業員やほかのお客様のために)ガラの悪い人が来たら、すぐに警察を呼んだわ。『怖くて接客できないので、見回りということでカウンターに座っててもらえないでしょうか』それで何度も警察を呼んだ』
今ELENAは本当にお客様に恵まれていてそんな緊迫した場面は今日まで一度もありませんが、すごい時代を生きてきた女性だなーと感動しました。
いらだちを込めてビンタしてくるヤクザに多くの女性はびびるのが当然でしょうが、秋吉久美子演じるオーナーは引きません。
いつの時代にも、どんな環境にもこういう女性はいたんだろうと重なったのだと思います。
今のドラマでは考えられないTHE昭和ドラマなのですが、男が手を出せばすぐにDVだと言われるご時世。(実際女性のDVもあるんですけどね)
長渕のビンタを擁護する気もないですが、乳揉むまでは別にいいんじゃないかなって思ってしまいました。
僕世代じゃないとわからないでしょうが、ロンバケのキムタクがいきなりキスして「俺だって男だし・・・あんただって女だろ」って言ったシーンと気持ちは一緒なんだと思いました。時代や生き方が違うだけで壁ドンも同じ。
乳がキスになり壁になる。正に時代の移り変わりを象徴している話ではないでしょうか?
一方的に殴るとか、力づくで痛め続ける・犯すとか、そういうバイオレンス的なものは僕も嫌いだし苦手なんですけど、それを見た時は”男女平等”って思ったんですけどね・・・。
男性の手加減ビンタと女性の本気ビンタ。
冷静に考えると僕がもし一発食らうなら男性の手加減ビンタを選びますもん(笑)
それを一概に「男が女に手を出すのは最低だ」で一括りにするのはどうなんだろうって。
ドラマだからかもだけど、その二人は後々愛し合うけど、ドラマじゃなくてもそういう”最悪!”から始める恋愛って割とあるように思うんです。
それを「DVされました!」で皆が皆駆け込んでたらなんだかつまんないなーと。
これ誰も言わないし、めちゃくちゃ一部に怒られそうな話ですけど。(若い時の話ね♪)
熱くなって暴走する彼女の腕を力いっぱい掴んだり、2階の窓から飛び降りようとしてはつったり(ねんざするだけだし)これってDVと言えばDVなんでしょうけど。
でも「首絞めて!」とか「お尻叩いて!」っていう女性は思ってるより沢山いるもので。(ちょっとお下品でごめんね)
そういう女性と出会って「男が女に手を出すのは最低だ」的なことを普段言ってると
「おまえが求める時はいいんかい!なんじゃそら!!」って毎回思うんですよね。
矛盾してないです?そういうもんなんでしょうか?
まだ若輩者の僕にはちょっと難しいので今度田中田さんあたりに聞いてみよっかな・・・
余談ですが一緒に見ていたELENA関係者2人も納得の
野﨑のツネ感はなかなかでした。山本曰く「すいませんっ!」の数が野﨑っぽいとか・・・。
動物のドキュメンタリーを見るのが一つの趣味なんですが、熊って飢餓状態になるとオス熊が子熊を食べることもあるんですって。僕が観たのはホッキョクグマだったかな〜。
メス熊はオス熊より一回り小さい。でもどの熊も「相手が自分より力が強いから」「相手がオスだから」ってそんなことであきらめたりはしない。最後の最後まで子熊を守るために必死で抵抗する。
なんかそのシーンも浮かびました。
DVを正当化したいわけではないんです。DVに限らずなんですけど。
ただ「DVだ!」「セクハラだ!」て闇雲に叫ぶことで片づけてしまうのはどうなんだろうって少し思うっていう話で。
そういう人って昭和の時代にもいたはずで、ビビっている人も見て見ぬふりをする人も沢山出てきます。案外今とそんな変わらないんです。
ただ長渕は、このドラマの制作に携わった人たちはそういう暴力やヤクザという職業や当時からあった本質を誤魔化している人や社会に、或いはコンプライアンス的なものに一泡食らわせたかったんだろうなと思ってしまいました。
そんな時代から約35年後。
2022年に放送された「まつもtoなかい〜マッチングな夜〜」にて長渕は仮想不倫があった場合の話をこんな風に言っていました。
中居「週刊誌に書かれていた記事は本当ですか!?」
長渕「本当だよ〜!」
中居「奥さんに悪いと思わないんですか?」
長渕「思うけどしたよ〜!悪いとは思うけど人を好きになる気持ちは誰にも止められないよ!!」
とんぼの頃から見たら随分丸くなったけど、精神は一貫しているんだろうなと。
ELENAもそうなれるといいなと思うんです。
月日が経つごとに磨かれていく、けれど一貫していたい。
違う価値観をもったなら違う店でやればいい。そのお店の良いものはそのままで在るべきだ。
なんとなくなんですが、そう思っています。
何が言いたいかと言えば、曖昧な部分を固定観念や流行り言葉で一括りにするのはつまんない。ってことですかね。
自分でもよくわからないんですが、寝れないので書いてみました。
僕の中で長渕剛と言えば。
1992年カウントダウンTVで流れたこの映像が浮かびます。YouTubeを見始めた頃一番最初に探したのがこの動画でした。
今のELENAで働く若い子たちには全くの興味のない動画になるかもしれませんが、どうかここまで読んだなら動画も最後まで見てページを閉じてほしいところです。
今見てもめっちゃオシャレ。僕ら世代以上の男性から見てめっちゃかっこいい男。
長渕が、シャボン玉が、はもちろんありますが、この映像は完璧すぎて死ぬまで何度も見ていくんだろうな〜と。
あ、この動画のTOP画見て一ネタ出来たんで、次回はそれについて書いてみようと思います。