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きょうこ

kyoko.blog vol.13

スタッフブログ:2023年09月11日 07:07の投稿「kyoko.blog vol.13」

恥ずかしながら中学時代、数学のテストで1桁以上の点数を取ったことがないくらい、勉強嫌いでやる気など微塵もない子でした。

相変わらず今も数字は嫌いです。
給与計算をしながら数字の羅列を眺めていたら、キーボードを(_*òωó)_バァンってしちゃいそうな自分を一旦落ち着けるために、昔話でも書いていきたいなと思います。


周りの友人が、高校受験に向けてソワソワし出した頃、ようやく…

「おや?お前はやらなくて大丈夫かい?」と天使のkyokoが囁く中。

「遊んでる方が楽しいよな!勉強なんてしなくていい!」と囁く悪魔のkyoko…。

悪魔優勢のまま、だらだらと過ごす中で、当時の担任から
「お前行ける高校ないぞ〜!」と。

まあそれはそれでいいわ。と思っていたところに、
「夏休み毎日学校に来て、先生と勉強しようや!」と言われ、

「え、めんどい。だるい。むり。」
と言う、ただのクソガキのわたし。


担任はめちゃくちゃガタイのデカい、体育の女教師。
そんなデカい先生に、吹っ飛ぶくらいの勢いでぶん殴られて、仕方なく夏休み毎日通うことになりました。

先生も部活や自分の業務がある中で、ほかの先生にもお願いしてくれて、先生が居ない時は別の先生と交代しながら、2人体制で付きっきりで勉強を教えてくれました。


そのお陰で、なんとか学力的には高校進学も見えてきた中で、ここでまたひとつ問題が。

「内申点が足りんわ。」と……

夏休み中頑張ったからこそ絶句していると

「次の生徒会選挙に出なさい!!」

めんど。だる。むり。と言いたいところだったけど、またぶっ飛ばされるのだけは嫌だったので、しぶしぶ同意したのに

「落選したらぶっ飛ばすからな!!」と言われ。

結局ぶっ飛ばされるんかよ〜と思いながらも、その掛け合いが面白くなってきたのもあり、絶対負けんわ!と思えました。

下級生に人気のイケメン男子を応援演説に付け、みんなに頼む!!とお願いしてまわり。

なんとか生徒副会長になれました。


やってみたら、めちゃくちゃ楽しくて。

今まで関わったこともないような子と、外が暗くなるまで何日にも渡って体育祭の準備をしたり、わたしにとってはそういうのがとても新鮮で楽しかったんだろうと思います。

部活のためだけに行ってた学校だったのが、他にも行く理由がたくさん出来て。


中学最後の年も同じ担任で。

「お前を他の先生には任せれん!わたしが卒業まで面倒みる!」

ガハハハと意地悪そうに大笑いする担任に、最悪〜と言いながらちょっと嬉しかったり。

そこから高校受験までは端折りますが、無事合格することができました。

めんどい。だるい。むり。って言ってたわたし、変われたんだ!!と思っていました。


でも、入学から半年も経たないうちに自主退学します…

ほんと何やってんだ。と今なら思いますが、当時はそれが良くないと薄々分かっていながらも、これでいいと半ば自分に対する諦めや、めんどくさいの気持ちに、弱いわたしは勝てませんでした。

結局わたしは変わったんじゃなくて、なんとなくこうなって、なんとなく変わったような気がしてる自分が嬉しかっただけで。


根本から変えるってとても難しいことで、そう簡単にはいかない。

あの頃からかなり大人になったけど、もうさすがに変わった!と思う反面、それは果たして以前と同じ「なんとなく変わったような気がしてる自分」ではないだろうか。

と不安になってみたり。


自問自答することによって、「なんとなく変わったような気がしてる自分」にならないように保てているのだろう。とも思います。

恐らく根本は変わっていない。
毎日仕事するのもめんどくさいし、家事も育児もサボりたい。

子供も親もパートナーも周りの友人も。
自分と向き合ってくれるたくさんの人が居るから。
あの頃、先生を裏切ってしまったときの気持ち。
先生がどんな気持ちだったか、今なら分かるから。

時には悪魔のkyokoが必要なときだってあるけど、悪魔優勢になることはもうないな〜と自信をもって言えます。


先生とは今も交流があります。
以前ブログに書いた「継続は力なり」
これは、この先生からもらった言葉です。

誰かのせいにしたり、何かのせいにしている内は変われないのはもちろんですが、やっぱり自分ひとりで変わるのは難しい。

正面から向き合ってくれる誰かがいるだけで恵まれてるはずなのに、それに気付けないのはもったいない。

一人では生きていけないのは当然で、支え合えばいいし、更に誰かのためにって思えたら最強だなって。

見えてないだけで、気付けていないだけで、思ってくれてる人や向き合おうとしてくれている人はいるはずだし、もし本当にいないんだとしたら、これまで居たはずだし、これからも必ず出来る。作れる。

わたしはそうして変わっていけた自分を保てているような気がします。

さあ!今日もがんばるぞ〜!


kyoko.

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