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おはようございます!山本です。
皆さんは「日本人として」
そんなことを意識したことがありますか?
僕は正直、これまで考えたことがありませんでした。
そんなとき、あるお客様から紹介された一冊の本があります。
宮本武蔵の『五輪書』。
歴史にまつわる本に関心はほとんどなかったのですが、なぜかその時は手にとってみようと思いました。
最初の印象は、とにかく「難しい」。
一度読んで理解できるものではありません。
剣道や武道を極めている人ならきっとピンとくるのでしょう。
そもそも武士に向けて書かれたものだから、そう感じるのは当然かもしれません。
ただ何度も読み返すうちに一つだけ確信できたことがあります。
それは、この本が世界的に知られている理由は
「人として大事なこと」が書かれているからなのだろう、ということです。
平成ライダーのキャッチコピーに、
「戦わなければ生き残れない」
という言葉がありました。
当時は「何を大袈裟な」と笑っていましたが、今振り返ると、これこそ五輪書に通じる志なのかもしれないと思うのです。
刀を持たなくても、僕らはそれぞれの人生で戦わなければならない局面に出会います。
以前、北海道の釧路で出会った炉ばた焼きのおばあちゃんの話をブログに書きました。
あのとき僕がそのおばあちゃんを「宮本武蔵みたいだ」と例えたのは、この五輪書を読んだ影響でした。
一つのことに全力を注ぐ姿勢。
その背中に、サムライスピリットを感じたのです。
「日本人として」何を大切に生きるのか。
その答えは時代によって変わるのかもしれません。
でも五輪書を通して気づいたのは、形は違っても「まっすぐに生きる心構え」は変わらないということ。
戦わなければ生き残れない
今では少し大袈裟どころか、むしろ必要な言葉に思えます。
五輪書は、そんなことを気づかせてくれる、僕にとって大事な一冊になりました。
おすすめしてくださったお客様には感謝ですね😌