(19:00~25:00)

TEL.0852-61-8870

STAFF BLOG

佐藤

僕はこのダンスはしないけど。

スタッフブログ:2025年11月01日 07:07の投稿「僕はこのダンスはしないけど。」

「価値観」という言葉を随分多用するようになったなと思います。
10代の頃って今ほど言ってたかなあ?と。

多様性も結構ですが、なんでもかんでも「価値観の違い」で片づけてしまうのはいかがなものかと思う節もあり。
はてさて、なんなんでっしゃろ?とよく考えます。

それはきっとそうなんだろうけど、便利さもだし、そういう結論めいた一言って考える力を損なってしまうなと思っていて。
僕なりに色々考えてみました。


僕は住まいも仕事も田村と一緒なので必然的に関りも多い環境で、性格も生き方も違うわけですが”良いと思うもの”は基本的に多くはずれないんだなと思うわけです。

面白い漫画は面白いし
良い映画は良い映画だし
素敵だと思うものは素敵だし
美味しいものは美味しいし
コーディネートに自信がない時は「これ(上)にこれ(下)合う?」と田村に聞いて、「合わないです!」とはっきり言ってくるのですが、確かに・・・と納得してやめたりもしています。

ずれはありますが、まあそこまで合わないことはない。

じゃあ何が違うのかというと、『嫌』が違う。『許容』が違う。
ネガティブなことへの価値観が違うんだなと思いまして。

今朝、目を覚ますと田村の寝室に電気が付いておりまして。
珍しく早起きしてんのかなと除くと、仕事着のまま敷布団をまくらにして、床に寝てました。
それが悪いことではないですが、僕の人生では一度もない。考えられないんですよね。床痛いし、寒いし、布団は目の前だし。
多分、いつものようにビール飲んで、酔っぱらって寝たんでしょうけど。

田村は大いびきで寝るくせに僕に対して過敏なので、一声かけるとすぐに目を覚まします。
「今日○○のイベントに呼ばれたんで行ってきます・・・」
大雨の日でしたが先日ちょっと業務的な依頼をした業者さんのイベントに顔を出すそうで。
それも僕には考えられない。というか出来ない。これは田村のいいところ(?)なんでしょうけど。

損得で動いてないんでしょうけど、僕から見たら損してるように見えるけど、田村はきっとそれが嬉しいのかな?
町のために動いてばかりの父と、そればかりになることを良く思わない母がよく小言言ってたなと思い出したりもしました。


もう一つ失敗談を基に話しますが、1年くらい前に3回目の来店。21時に3-4名で予約されたお客様がおられて。
田村は21時には帰られるからということで両サイドのBOXにお客様を通していました。

案の定、帰られる前に来られ、田村はもう帰られるので一旦カウンターでお待ちくださいと言ったところ、予約された方の部下の方に怒られたそうで、怒りが収まらず20分程度で帰られたということがありました。

そこの価値観はまるで違う。

田村はその立場になっても確実に怒らないんですよね。
予約したお店が万全の準備をしてなくても、カウンターで待たされても、自分の上司の顔が潰されても。
だからそういう行動を取ってしまった。あとは怖さを知らない。未だにあまり理解できてないような気もするけど、その一件から変化したのも事実です。

僕はやっぱり嫌ですね。
どう対応するかはその時々だろうけど、ほぼほぼもうそのお店には行かないと思うし、それを周りに言いますかね。
ちゃんと指示出さないといけなかった、それがわかってない人間に任せた自分が悪かったと反省しました。

翌日田村が謝罪のメールを送ったところ
「僕は自分が行く店を悪く言うような人間じゃない。昨日の事は昨日の事として、気にしないでください。」
と返信があったそうで、その方の人柄に救われました。

一長一短あって、それにより救われる人もいれば、それにより不快になる人もいる。優劣の話ではありません。


「自分がされたら嫌でしょ!」子供の頃から誰かしらに言われてきた思いやりの原点だと思うんですが、これが利かない。
だって、嫌じゃないんだもの。。。

こういうのの積み重ね。
お客様には迷惑かけてしまいましたが、良い経験をさせてもらいました。

幸い、時間が少し経って来られて、謝罪から始まり、みんなで酔っぱらって、今では僕も田村も可愛がっていただいているのでたまたま結果は良かったんですが、最悪を考えると怖い話です。

経験の問題なのかなー。。。


今度、お店の若い子や自分の娘で考えると、良いものも当たり前に違う。
もちろん共感するものはありますが、”価値観の違い”と”世代の違い”って一括りにしてきたけど、また違うものかなとふと思いました。

双方、歩み寄ることが大切だなと考えています。




そういえば、昨日ふと思い出して、娘にこの動画を送りました。

未だ娘からは返信がありませんが、これが面白いのか面白くないのかは少し興味があります。


電話番号QRコード