STAFF BLOG
「他に何かされてるんでしょ?」
最近時々言われるこのフレーズ。
本当に今他に何もしてないのですが、なぜなんだろうと頭の片隅にあったのが、ようやく今日わかりました。
ELENAは個人経営ではなく法人経営をしています。
「税金考えたら個人のほうがいい」と周りの方には言われたのですが、無知な僕らは将来を考えて法人にしました。
会社を作ってしばらくしてから「それが意味ない」ということを知り、随分無駄な時間とお金を使ってしまったことに気づかされたのですが、世間知らずは損をするものですね。
お客様と名刺交換をする際は会社の名刺を渡してきました。(現在お店の名刺は発注してますので、今後ないでしょうが)
色々考えた末、僕の肩書は取締役にしました。数人いる取締役の一人。というか取締役がなんなのかもわからないまま、お店の立ち上げに関わった人間はとりあえず取締役になってます。
オーナーの僕が一取締役なので、全く聞いたことはないけれど、それなりに大きな会社の一役員で、他にも何かしてるんだろうと考えられ冒頭の質問がくるのだとようやくわかったのですが。
そこには”肩書なんかどうでもいい。そこで判断されるのは求めていることではない”
常識的ではないのは理解していますが、それよりも自分のこうありたいを優先しました。あとなんか恥ずかしいもかな?
会社を作るときに、専務に(会社で唯一の常識人)「経営理念はどうされますか?」(それによって自分はどうあるか決断します)と言われました。
文章を書くのは得意でも、固いものや畏まった文章には一切触れずここまできてしまったので、あまりにしっくりくるものが書けず、長い文章で思いを語って伝えたのですが。
昨日の昼間にたまたま見たとある会社の企業理念に目が留まりました。
3. スーパーアナログ集団であること
〇〇〇〇のビジネスモデルは決して真新しいものではありません。代々続く老舗のように、お客様ひとりひとりが喜ぶことを一生懸命考え、提案し続けることが我々の使命です。100年先までアナログな精神を貫くこと。我々はクリエイティビティを自ら培い、自らの頭で考えることのできる、大真面目な“スーパーアナログ集団”であり続けたい...と考えています。
素晴らしいと思いました。こういう風に纏めれたら良かったなと尊敬しました。その会社が運営されているお店にいつか行ってみようと思いました。
業界の、時代の最先端にある会社の一つがスーパーアナログ集団であろうとしていること。
本来自分もそう在りたい、そう在るべきだと思っているのに、そこまで振り切れない時代にかなり乗り遅れてる自分が”何やってんだ!”という思いに駆られました。
その反面で。(笑)
ファッションの専門学校に行ったときに。
1950年だかの古いファッション展覧会みたいなところに行ってのレポートを書かされました。確かテーマはジェンダー。
皆はまずその時代を調べ、辞書をもとにレポートを書いています。
僕はそんなん珍しいから、感じたことをそのまま書きました。
すごい簡単に言うと、「その時代の洋服は今見たらダサいの一言。最近男がスカートを履くファッションがあるが、意味がわからん。女性より履きこなせるものでもないし、流行りとか人と違うとか色々あるけど、”今だけならいいよね”というファッションを僕はする気にならない」
またある時は学生の僕たちに”仕事”について書くことに。
僕は家の近所のバイト先について書きました。
店長の元奥さんが局アナだったので、芸能人も沢山通うお店でしたが
お肉のおいしさと”女大好きドスケベ店長が女性が来るとすぐに卓につきたがるパワフルさが〜”とドスケベ店長という言葉を何度も使って書いたのですが、もちろん”ドスケベ店長”の部分には赤ペンで添削されていました。
僕はリアルに伝えたかったので、絶対にいるワードだったのにと思ったのですが。
生意気で反抗的だったので、先生にはよくきつく叩かれていましたが、ある時若い副担の先生に「俺とリリコ先生(担任)はおまえのレポートをいつも一番に見てるよ。おまえは面白い文書を書く」と言われたことが今のスタイルに繋がったのだと今日ようやくわかりました。
素晴らしい企業理念に目が留まる→なぜそれが出来ないのか→なぜこういう文章を書くのか。
一つの言葉から、文章から知る自分。
「まあいっかあ」と思う自分。(笑)
ルシアスの山口社長が「人は多面性!」とよく言われるのが最近少しわかります。
感じたことをだらだら書いたので、纏まり悪くてごめんなさい。
明日のはとてもシンプルに書きます。