STAFF BLOG
振り返ると、40年間くらい自分の意見が親に納得させることはありませんでした。
20歳の頃から母の職場に連絡して、「3000円振り込んで」「5000円振り込んで」というような甘ったれた息子で
25歳で「病気を治したい」で〇百万を借りギャンブルに使い、30歳で「売上落とした、助けて」で〇百万を借り女絡みの不始末の対処。
そんな息子が何を偉そうに言ったとて、例えそれが真実、本質であったにせよ認めれない親の気持ちは40歳になってようやくわかったところでもあります。
僕や田村が人に比べて足りてないと思うのは”圧倒的な成功欲。の無さ”なんですね。
親のせいにするわけではないですが、父さんはそういうものに無関心で、母さんは「お金なんて無くていい。お金があったからなんだって言うの?」こういうことを子供の頃から言われ続けてきて、今頃になって、「あれはいらなかったね」という会話が成り立つようになりました。
「良い会社に入ろう」とか「安定した職に就こう」とか思ったこと一度もなかったもんなー。。。
僕も田村もずっと就職せず遊び惚けてて。親のせいにするのは違いますが、
「お金や成功はあった方がいいよ。なぜならば、」の考え方で育てた方が人生は良くなるような気がしています。
僕は35歳で全てを失い、まず思うことから始めようとお金や成功をようやく意識するようになり人生が少し変わり始めました。
田村は未だにそれがない。頑張ってないわけではないけど、どこに向かってが無く、何のためにが大体自分のためじゃないから弱く、うまく歯車が回ってない。
母のような考えって多くて、日本人って欧米に比べてお金持ち=悪人みたいな考えが刷り込まれてるんですってね。
昔話とかで貧しいが心豊かな百姓と、心貧しい将軍の対比が描かれたり、時代劇とかもそう。
真実はそうとは限らない。心優しいお金持ちもいれば、心貧しい貧乏人もいるのが真実。お金で図ることはできないはずなのに。
僕や田村はそういうところが強いかなと思っています。
ブログネタを探していたところ、一つのエピソードを思い出しここまでで繋いだのですが、1年たったから時効として話すと
とあるお客様が、とあるお客様を紹介してくださり何度か来ていただいた頃に。
「こないだ誕生日で、A店では○○をB店では△△をしてくれたんだけど、ここは何をしてくれる?」
と振られたことがありました。
スタッフから報告を受け、紹介してくれた方に相談すると「お金持ちだからしといてもいい(シャンパン出す)と思いますよ」と。
諸々踏まえて考えた上で、何もしないことにしました。
もっと前から来てもらってる方々に何をしたら良いのかわからなくなる。その理由ではしてはいけないというところです。
会社理念というほどのものでもないけど”誰にでもいいよと言えることじゃないことはしない”っていうのが芯にあるので、お金持ちだからでシャンパンを開けるというのは違うかなと。
その二人の方はもう来ることはなく、この話の正解は僕にはまだわかりません。
僕が商売がへたくそな気もするし、いやこれでいいんだと思いたい部分でもあります。
そこで開けてうまく付き合えてるお店さんもあるんだろうし、もしかしたらそれをきっかけにいい関係になれてたのかなとも思った時期もありました。
ただお金で繋がる関係に惹かれないっていうスタイルの問題であり、
「お金なんて無くていい。お金があったからなんだって言うの?」
考え方が変わっても、母に言われ続けたことはきっと今でも根付いてるってとこかで思う佐藤でありました。