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引出しが違う!

前回のブログでさらっと使った”引出し”というワード。
ELENAで働いているとよくこの表現を使います。
”開ける引出しが違う”
”一番上の引出しばかり開けてる”
思い返せば、これはチャンスの時間からの引用で最近めっきり見なくなったけど、語彙力や表現力を幅広くするにはバラエティーもやはり悪くないなと思う次第でございます。
”ノリが良い”というのは接客の中でとても役立つ長所です。
だけど、なんでもかんでもそれで対応してしまうと、相手の本意や真意を汲み取れず終わってしまう。
引出しが違う。
”怖い!”と思うことは何も悪いことではありません。
顔やガタイやファッションでの判断するのはわかりますが「そう言われても知らんよ。この顔と身体に生んでくれた親に言ってくれよ!」と豪快に笑われていたお客様もおられたり。
でも接客する中で「怖い!」「怖い!」と連呼していても相手も楽しくないし、失礼です。
引出しが違う。
一番多いパターンがこのパターン。
最近、県外からのお客様を良くして頂いているお店に同行しました。
来られてる期間、ずっと食事からラストまでおられるのでずっとエレナだと飽きるし、気分転換も兼ねて。
そちらのママさんはその時間だけ開けてくださり、帰った後スタッフさんを連れてELENAに飲みに来られ同席されてボトルをぐいぐい飲まれていました。
当に酔っぱらっているのに、なんとかボトルを開けようとお店の誰よりも飲んでくださいます。(もちろんそのお客様が”じゃんじゃん飲んでくれ!”という方なのが前提です)
明日は空くかな〜くらいのボトルが見事に空きました。
おかわりを貰ったので、もちろん指名の子に新しいボトルのバックが入ります。
どうしてもの理由があり、先に帰ったその子にそれを伝え、「お礼言いに行っときなよー」と伝えるのですが、なかなか動けません。
お礼を言いたい、行きたい気持ちはあるけど動けない。(緊張するから、うまく言えないから)引出しが違う。(気持ちはわかりますけどね。)
緊張しない立ち振る舞いをする引出しでも、うまく言う言葉が詰まってる引出しでもなく、勇気の引出しを開けてすぐに行くべきところなんです。(常識の引出しでもいいけど、その子の常識と今の僕の常識が違うから今回は勇気で)
勇気ってみんな持ってるものだと思うんです。全くない人間って想像つかない。
いざって言う時は大声出すだろうし、理由さえ見つかれば普段しない・出来ないようなことをするのが人間です。
そこを固く固くしめすぎると、奥に奥にしまい込みすぎると、当たり前に開けなくなるんだろうなというのがざっくりとした見え方です。
全ての引出しを持ってる人間なんてそうそういないけど、東本で働いていくには、ELENAで成功するには、絶対に持ってないといけない引出しってあるような気がしています。その一つが”勇気の引出し”。
これが浸透していけば今より何倍もいいお店になるんだけどなって思うんです。
普段は閉まっていても古くもならないし、携帯みたいにより有効的にダウンロードされていく。
どこでも使う。一生使える。自分を、大切な何かや誰かを守ってくれる生きる上で大事な引出しの一つ。
是非、此処で働く期間の中で、その引きだしをいつでも開ける位置に移動しておいてくれたらと思う日々でございます。