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おはようございます!山本です!
本日は前々回の入院話の続きで【小話編】でございます。
入院して2日目の話。
看護師さんが若い研修生らしき方を連れてやってきました。
点滴の差し方を丁寧にレクチャーする先輩。
それを一生懸命うなずきながら聞いている研修生。
あまりにも直向きな姿勢に感動して、僕は心の中でこう思いました。
「僕の体、なんぼでも使ってください!!」
ただ、そんな真面目な空気の中で、
「入院理由:酒の飲みすぎ」ってちょっと恥ずかしいんですよね。笑
先輩看護師が忘れ物を取りにいって、
一瞬2人きりになったその時、
まだ残っていた食道の痛みに少し顔をしかめていると、彼女が少しおどおどしながら、そっと声をかけてくれました。
「大丈夫ですか?どこが痛みますか?」
惚れてまうやろーー!!!!
…あぁ、この子はきっと立派な看護師になるなと思いました。
ああいう優しさって、痛みをちょっとだけ和らげてくれるんですよね。
人って言葉で救われるなあ、と点滴を眺めながらしみじみ。
入院生活二日目はそんなほのぼのとした出来事がありました。
翌日。
僕は病室を移されて別の相部屋へ。
そこにはとても丁寧なご年配の男性がいらっしゃいました。
看護師さんにも礼儀正しく、言葉遣いもきれい。
ただ、ちょっと話が…飛びがち。
かなりご年配の方だったので、そんなもんだよねと微笑ましく聞いていたその夜。
事件は起きました。
消灯後、「そろそろ寝ようかな」と目を閉じていたとき、シュッ…とカーテンを開ける音。
「看護師さんかな?」と思って目を開けると
まさかのおじいさん in MYエリア
え、なんで!?
「どうされましたか?」と驚きつつ聞くと、
「どのベッドが自分のかわからんくなって…」
あ、なるほど。
確かに暗い部屋、見知らぬ相部屋、混乱もするよなと納得しつつ、
「おじいさんのベットはあっちですよ!」と優しく誘導してあげました。
ちょっとしたホラーだけど、まぁご愛嬌。
この時ホラーな出来事が再来するとは思いもしませんでした。
次の日の夜、体調も少し回復してきたので、
イヤホンつけてスマホでYouTubeを観賞。
動画を見終わってイヤホンを外した瞬間、なぜか「視線」を感じる。
ゆっくりカーテンの方を見ると…
いる。
カーテンのすき間から、顔だけ出してるおじいさんが。
完全にホラー演出。
なまじ表情が優しいだけに、逆に怖い。
なんか…“悪気がない怖さ”って破壊力すごい。。。
「こ、こんにちは…」みたいな挨拶しか出てこなかったけど、
あれはちょっとした入院トラウマとして、記憶にしっかり刻まれました。笑
体調を崩したのは反省しつつ、こうやってちょっと笑い話にできる日が来たことに少し感謝ですね。