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前回から随分時間が経ちましたが、山本への申し訳なさから重い腰を上げ、パソコンに向かっています。
「何が言いたかったん?」と言われましたが、”強制力”について書きたかったんだと思います。ただうまい言葉が見つからなくて
今の時代ってセクハラだパワハラだモラハラだって”強制力”というものをすごく悪に捉える風潮がありますが、僕はその強制力によって培われたものもあるし、それらを頻繁に口にする素敵な人がどうも浮かばないんですよね。
「あいつは馬鹿だ」「あなたは若いから」って言うのは簡単だけど、そんな短い言葉一つで話を区切ってしまうのって何も生み出さないじゃないですか?
○○ハラだをやたら口にする人ってそんな感じ。
誰かが作った言葉で壁を作って自分を守って、改善するとか折り合いをつけるとかその揉め事を何かに昇華させるとかない。
まあそれが今の法なんだと言われたらそれまでですが、なんだかなあ・・・と思うところです。
説明が難しいんですが、家のTVにずっと”君の名は”がお気に入り登録されており、僕はそれをずっと見ることが出来ませんでした。
・流行に乗り遅れた
・なんとなく惹かれない
・タイムリープとかが好きじゃない。ちなみにSFも苦手
・感動しそうなアニメに抵抗がある
・恋愛物に抵抗がある。
・ラッドウィンプスがなんとなく苦手。
250万人を動員した映画だから良いものだっていうのはわかるんです。
見て損するわけではないのはわかるんです。
だけど何か抵抗感があって見る気になれない。
そんな中、適当につけていたバラエティー番組で「君の名はか!」という突っ込みが耳に入って、よし今だ!と思ってようやく見ました。
僕の言う強制力とは「これはこうしないといけない!!」と抑えつけるという意味ではなく
もうちょっと柔らかに
背中を押される。
誰かに手を引かれる。
そういうニュアンスで話してるんですけど。
今の時代にあったそういうものを今ELENAで働く子たちにしてあげたいなと思って書いたんですよね。
肯定するだけなら昨日今日入った新人スタッフにもできるから、長く関わる中で何かをもたらしたい、何かを得て次のステージに行ってほしい。
お金だけを求めるならここより良い環境は他にあるだろうし、此処で働いた意味が少しでもあってほしい、、、
まあそんな話でした。
北海道で感じたのは。
思った以上に感動しなかったなということでした。
適当な金額で書きますが、30000円のお寿司って高額だと思いますが、25000円、20000円のお寿司を食べたことがあればそこまで大差は感じられない。
毎日毎日ヒグマの動画を見ていたら、船から小さく見えるヒグマはあまりに迫力がなさすぎる。
そういうのが多発して。
どこに行けば感動するんだろう?
自分の心の問題なのかな?
帰ってからしばらくモヤモヤしていました。
最近、鮎の魚醤と西川の布団シーツを買ったんですが。
魚醤は約3800円。自分が使ってきた調味料から見たら別格に高いけど、外食を考えればそう高いわけではない。
パスタにしたり、カルパッチョにしたり。すんなり受け入れられて、かつ全然食べたことない味になる。
西川の布団はちょっと高くて手が出せないけど、シーツくらいなら買えて、肌触りがまるで違って睡眠の質が大きく変わる。めちゃくちゃ満足度高い。
いくら出せるかじゃなくて、何にどこにお金をかけるかが日常を少し快適にするポイントかと少しわかった気がします。
父が持ってきたナスをペーストにしたソースで料理をしたり、田村が松江のスーパーを回って青唐辛子を見つけてパスタにしたり。
ベタなもの、高級なものではないところに小さな喜びを感じて暮らしています。
そういうものをお店に落とし込めたらなと期待して、今日はこの辺で。