STAFF BLOG

おはようございます!山本です!
2025年、今年も残すところあと2ヶ月ほどになりました。
 振り返るにはまだ少し早いかもしれませんが、本当にあっという間の1年でしたね。
時間の流れが早いと感じるほど、日々が充実していた証拠でもあります。
 そんな中でふと立ち止まって、自分の今を見つめ直したくなる瞬間がありました。
先日、書店へ足を運んだときのこと。
 一冊の本のタイトルが目に止まりました。
 それが【他人が幸せに見えたら深夜の松屋で牛丼を食え】。
 タイトルで一気に心をつかまれました。
どういうこと!?
 名言というか、迷言というか。
 とにもかくにも、人の興味をグッと掴んでくるタイトルです。
この本は、日常や人生の“ちょっとしたモヤモヤ”を、独特のユーモアと毒舌で切り取ったエッセイ集です。
 他人と比べてしまう自分、理想と現実のギャップ、頑張れない日があること。
 そういった「人としての弱さ」を責めず、むしろ笑い飛ばしてくれる一冊。
ページをめくるたびに、少し肩の力が抜けるような言葉が並んでいます。
他にもいろんなフレーズがあって、
 「頑張ることから逃げてきた女性は見た目ではわからない」
 「無責任なアドバイスこそ聞くに値する」
 など、自分の感性や価値観にはなかったような視点の言葉が次々に出てきます。
「そういう考え方もあるのか」と、最近では一番影響を受けている本で、気づけば常に持ち歩いています。
日曜に佐藤宅へ集合した際に、田村が「なんですか?これ」と手に取って読んでくれたので、
 「面白いですよ!」と勧めてみました。
すると田村、
 「松屋といえば豚丼でしょー、なんでわざわざ牛丼なんですか?」
 そこ!?笑
さらに表紙の鯨のイラストを見て、
 「なんで鯨なん…」
 と首をかしげたまま、本の内容には一切触れず、そっと本を置きました。
田村らしい、、、笑
少し話が逸れましたが、読み進めていく中で印象的だったのが、
 【好きなことを仕事にするのではなく、仕事の中に一つだけ楽しみを見出せばいい】
 という言葉。
どんな仕事でも「完全に好き」になれなくてもいい。
 でも、その中に“楽しみ”や“やりがい”を見つけられたら、それだけで人生はちょっと豊かになる。
 そんな考え方に、なんだか救われました。
この言葉を語っていたのは、50代の男性。
 自分も30年同じ会社で働いているけれど、
 「この仕事を好きでやっているかと聞かれたら、全然そんなことない」と。
「じゃあ、なんで続いたのかっていうとね、仕事の中に好きな部分が一つはあってさ。
たとえば取引先に美人さんがいたとか、ほんとそんなもんで。」
 と話していた。
このくだりが、妙に刺さりました。
“やりがい”とか“情熱”とか、綺麗な言葉で片付けずに、
 ちょっと人間くさい理由で続けてる。
 でも、そういう“ゆるさ”の中にも、続ける強さがある気がして。
いい言葉だけで飾らない、その人らしい説明にすごく共感しました。
最近、自分も少しずつ「いい意味で適当」に物事を見られるようになった気がします。
 無理に前向きになろうとせず、「まあ、そんな日もあるか」と笑えるくらいがちょうどいいのかもしれません。
季節の変わり目、頭の中が少しネガティブになりがちな今だからこそ、
 “適当に考える力”を持っておくのも、案外大事ですね!
