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山本

一生分の情報を浴びながら、“人に戻る”ことを考える

スタッフブログ:2025年12月02日 07:07の投稿「一生分の情報を浴びながら、“人に戻る”ことを考える」

おはようございます!山本です。
皆さんは、現代が“超情報社会”と言われているのをご存知でしょうか?

まず前提として、現代人が受け取る情報量の異常さから話したいと思います。

実は、これはただの体感ではなく、データでも裏付けられています。
ある調査では、2008年のアメリカ人は 1日あたり約34GB(約10万語)の情報を受け取っているという報告があります。
と言われても、正直ピンときませんよね。

だからよく言われる
「現代人の1日の情報量は、江戸時代の1年分、平安時代の一生分」
というたとえの方がわかりやすいかもしれません。

インターネット、SNS、動画配信の普及で、データ量は今も増え続けています。
つまり僕たちは、昔の人が一生かけて触れた“かもしれない”情報を、たった1日で浴びているということです。

そんな情報の中で最近よく耳にするのが、
「自分で考えない若者」「人に興味を持たない若者」という言葉。

でも僕は、それも無理ない話だとこの超情報社会の話を聞いて思います。

・何を信じればいいかわからない
・情報が多すぎて処理が追いつかない
・深く考える前に“まあいっか”で済ませてしまう

情報過多は、思考力だけじゃなく“考える気力”そのものを奪ってしまうと感じてます。

僕自身、20代前半の頃は人への興味や関心は薄い方でした。
誰かの好きなものを聞いても「へぇ〜そうなんだ」くらい。
今思えば、あれも“思考停止”の一種だったのかもしれません。

何かを始めようと思った時に、
・これがダメかも
・あれはリスクがある
・こういう問題も起きるかもしれない

…と考えすぎて一歩目が踏み出せなくなる経験。
誰しも一度はあるはずです。

実はあの感覚こそ、まさに“情報の罠”だなと思います。
僕たちは気付かないうちに、情報で自分の足を止めてしまっている。
「考える力」どころか、気づけば「考える気力」さえも削がれて、そんな中で”考えろ”はあまりに苦行なことに感じます。

だからこそ少し情報の整理が必要なのかもしれません。

最近よく聞く デジタルデトックス
スマホやPCから距離をとって心身を休めるというものです。

でもこれは単なるリフレッシュではなく、
情報の断捨離という意味も大きいと思っています。

僕も体験があって、
YouTubeを見ながら寝る1週間と、
落ち着いた音楽を聴いて寝る1週間、
明らかに次の日の“脳の疲れ”が違いました。

寝ている間も情報を浴び続ければ、脳は休めないんですよね。

最近頭がボーッとする人は、ぜひ一度やってみてほしい。

そしてもうひとつ大事だと思うのは、
一つの情報を深く捉えること

僕も浅い情報で決めつけたり思い込みをしてしまう癖があるのですが、
相手の仕草、言い方、その時の空気感、そこには“見えてる以上の情報”があると覚えました。

あとしょうもないかも知れませんが
お酒の瓶の色が緑や茶色ばかりで、昔みたいに青い瓶がないのはどうしてか?なんて考えてみたり。

日常にあるけど深く考えないものでも、調べると意外な理由があったりする。
こういう“深く捉える姿勢”は、特に対人関係で生かすと強いと思っています。

現代は“情報”ばかりが重視されて、
人を観察する、話を聞く、体験を重ねる。こういう“温度のある情報”を軽視しがちだと思います。

でも本当に大事なのは、「誰かが言ってたから」ではなく、自分の感覚で確かめること。

情報が多いほど、正解を追いがちだけど、生きる上で大切なのは“正解”じゃなく、自分の感覚と経験なんじゃないかと思います。

新しい価値観に触れると、自分が間違っていた気がして少し怖くなる時もあります。
自分が自分でなくなってしまいそうな不安もありました。

僕自身少しずつ外からの情報に対して、受け入れる姿勢を身につけるようになってから、特にそう感じる時が増えました。

それくらい狭い世界で生きてた、そんな自分を惨めに思ってしまう。
でもそれは“自分の世界が広がった証拠”でもある。
そう思えると、ちょっと人生がおもしろくなってきた気がします。

結局、僕がこのブログで伝えたいのは、

情報に溺れるんじゃなく、“人に興味を持てる自分”でいてほしいということ。

・人を見る
・話を聞く
・感じる
・想像する

そういう“人間らしい感性”こそ、今の情報社会を生き抜く武器になる。

そして、他人を知ろうとする姿勢は、
結果的にあなた自身の価値観や感性を豊かにして、
世界をもっと面白くしてくれるはずです。

情報の時代だからこそ、
あえて“人”に興味を持てる若者であってほしい。

それが今日伝えたい結論です。
僕ももっとそういう人間になれるように心がけます!


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