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お店のキャストと話す中で、煮詰まる時に出てくるワード第一位、『プライド』
「プライドあるから」「プライドあって、、、」
金曜日にご飯に行った女の子に
「前からずっとそれ言うけど、あなた飲み屋の女の子として全国何位なの?島根で何位くらいだと思ってるの?」
『え、、、結構下の方。。。』
「1位だ2位だったいう子ならわかるけど、じゃあ仮に300人いるとしてその中間として150位の子のプライドって言っても誰がそれを重要視するんよ(笑)」
って言ったら笑ってました。
自分ベースに物事を見る子は大体そこにひかかります。
私には私のプライドがある!
そりゃそうでしょ。あるよ。みんなあるよ。
だから、なんなん?
だから、お客様が楽しくなくていいの?
だから、誰かに負けてもいいの?
だから、みんながそれに気遣って働きづらくなってもいいの?
プライドって働く中で一番大事なことなの?
20歳の時に見た30代はすごく大人で、40代は完璧大人で、50代、60代なんてまともに会話が出来る存在じゃない、別世界の人間のように感じていました。
だけど、30歳になって、40歳超えて、ずっと「こんなもんか」って思うんです。
多くの人はそうじゃないですか?
職業上もあるのかもしれないけど、下品な話を自らしなくなったり。
自分にとってマイナスになる話を、敢えてしなくなったり。
プライドより大事なものがあると知って、それを盾にしなくなったり。
見せ方が変わるだけで本質はそんな変わってないと思うんです。
先週の木曜日の営業終わりもそんな話になって、お酒も入って泣き怒りする子がいて話してたら隣にいる子も釣られて泣き出して。
最後笑って終わって、謝罪のLineが来たので翌日は2人同時に同じ話をしていました。
あまりに有名なドラマのワンシーン。
この話15年前から定期的にするのですが。
僕にとってドラマの一番記憶に刻まれたシーンです。
まずは場面設定を簡単に。
とあるところに絹美村(きぬみむら)という過疎化が進んだ村がありました。老人たちが住むこの村はひとつの問題を抱えていました。それが公害問題です。
数年前に仙波化学という化学メーカーが村に工場をつくったことをきっかけに、健康被害問題が勃発しました。村民たちは化学工場を相手取り、公害訴訟を起こそうとしています。
そこで白羽の矢が立ったのが弁護士古美門研介。村の老人たちは古美門のもとに公害訴訟の手助けをするように依頼します。そして彼を連れて絹美村に戻ります。
しかし当の老人たちはどこか呑気。訴訟という大仕事にたいして覚悟が見えません。
一方で、訴訟を起こされそうな仙波化学もじっとしてはいません。村民たちを丸め込み、訴訟を取り下げさせようとあの手この手を尽くします。
そして今日、両者の会合がおこなわれ村民たちが態度を軟化しはじめます。
以下、リーガルハイ第9話より引用です。
【村人たち】
私は、和解でいいかなと思うんだけど。
【黛】
待ってください。仙波化学は、皆さんを騙そうとしたんですよ?
【村人たち】
騙すなんて言い方しちゃ、仙波化学さん可哀想ですよ。
「私達も娘にね、裁判なんてやめたほうがいいんじゃないかって言われてるのよ。
2000万もあれば、みんなで分けても、一人頭100万近くにはなる。私達には分相応なんじゃないかな。
【黛】
公害訴訟なんですよ!?もっと貰って当然なんです!
【村人たち】
そんなにあったって、ねえ。
私達が望んでいたのは、仙波化学さんの誠意なんです。今回それがよく感じられました。
そう、絆を。再確認出来たもんね?
金が全てじゃないんですよ。
【古美門】
素晴らしい!皆さんのお考えに感服いたしました。さすがふれあいと絆の里だ。それではそのように手続きしましょう。黛君あとは頼んだ。さようなら
【黛】
先生これでいいんですか
【古美門】
いいんだよ
【黛】
でも
【古美門】
彼らが良いと言ってるんだから。ですよね皆さん
【村人たち】
ええ、この世には金よりも大事なものがありますから。
【古美門】
見たまえ彼らの満足そうなこの表情を。ズワイガニ食べ放題ツアーの帰りのバスの中そのものじゃないか。
黛君よく覚えておきたまえ、これがこの国の馴れ合いという文化の根深さだ。人間は長い年月飼い馴らされるとかくもダニのような生き物になるのだよ
【村人】
何!?俺たちのこと言ってんのか
【古美門】
他に誰かいますか?自覚すらないとは本当にうらやましい。
コケにされているのも気づかないまま墓に入れるなんて幸せな人生だ。
【村人】
あんたちょっとひどいんじゃないか?
【古美門】
申し訳ありません最初に申し上げたとおり皆さんのような惨めな老人共が大っ嫌いなもんでして。
【村人たち】
おい若造、お前何なんだよ!お前そんなに偉いのか!
そうよ!目上の人を敬うってことがないの!?
私たちは君の倍は生きてんだ!
【古美門】
倍も生きていらっしゃるのにご自分のこともわかっていらっしゃらないようなので教えて差し上げているんです。
いいですか。皆さんは国に見捨てられた民、棄民なんです。国の発展の為には年金を貪るだけの老人なんて無価値ですから、ちりとりで集めてはじっこに寄せて、羊羹を食わせて黙らせているんです。大企業に寄生する心優しいダニそれが皆さんだ。
【黛】
先生もうやめてください。
【村人】
てめえだってダニに寄生してる黴菌じゃねえか!
あたしたちの何が気に入らないの!
【古美門】
かつてこの地は、一面に桑畑が広がっていたそうです。どの家でも蚕を飼っていたからだ。それはそれは美しい絹を紡いだそうです。それを讃えて人々は、いつしかこの地を絹美と呼ぶようになりました。
養蚕業が衰退してからは稲作に転じました。日本酒に適した素晴らしい米を作ったそうですが、政府の農地改革によってそれも衰退した。
その後はこれといった産業もなく、過疎化の一途を辿りました。市町村合併を繰り返し、補助金でしのぎました。五年前に化学工場がやってきましたねえ。
反対運動をしてみたらお小遣いが貰えた。多くは農業すら放棄した。
ふれあいセンターなどという中身の無い立派な箱物も建ててもらえた。使いもしない光ファイバーも引いてもらえた。ありがたいですねー。
絹美という古臭い名前を捨てたら南モンブラン市というファッショナブルな名前になりました。なんてナウでヤングでトレンディなんでしょう。
そして今、土を汚され、水を汚され、病に冒され、この土地にも最早住めない可能性だってあるけれど、でも商品券もくれたし、誠意も絆も感じられた。ありがたいことです。
本当によかったよかった。これで土地も水も甦るんでしょう。病気も治るんでしょう。工場は汚染物質を垂れ流し続けるけれど、きっともう問題は起こらないんでしょう。
だって絆があるから!
【村人たち】
はなせーてめえなんかーぶっ殺してくれるー
ジョウジの気持ちはもっともだ
そうよ、どうしてそんな酷いことが言えるの!あんたは悪魔よ!
あんたなんかに、俺たちの苦しみがわかってたまるか!
俺たちだってあんたの言ったことぐらい嫌というほどわかってる。
みんな悔しくて悔しくて仕方ないんだ。だけど、必死に気持ちを押し殺して納得しようとしてるんじゃないか!
【古美門】
なぜ?ゴミクズ扱いされているのをわかっているのに、なぜ納得しようとしてるんです!
【村人】
俺たちはもう年寄りだし
【古美門】
年寄りだからなんなんですか?
【村人】
具合が悪いのにみんな頑張ってきたんだ
【古美門】
だから何だってんだー!
だから労わってほしいんですか。だから慰めてほしいんですか。だから優しくされたらすぐに嬉しくなってしまうんですか。
先人たちに申し訳ないと、子々孫々に恥ずかしいと思わないですか?
何が南モンブランだ。絹美村は本物のモンブランより遥かに美しいとどうして思わないんですか!
誰にも責任を取らせず、見たくないものを見ず、みんな仲良しで暮らしていければ楽でしょう。しかしもし、誇りある生き方を取り戻したいのなら、見たくない現実を見なければならない。深い傷を負う覚悟で前に進まなければならない。戦うということはそういうことだ。愚痴なら墓場で言えばいい。
金が全てではない?金なんですよ。あなた方が相手に一矢報い、意気地を見せ付ける方法は。
奪われたものと、踏みにじられた尊厳にふさわしい対価を勝ち取ることだけなんだ。それ以外にないんだ!
ニシキノハルオさん、あなたは元郵便局長だ。幾度となく閉鎖されそうになった村の郵便局を最後まで守り抜いた。
モリグチサブロウさんは小学校の校長先生。村にいた子供たちはみんなあなたの教え子だ。奥さんのヒサコさんは町のデパートの化粧品売り場で月間売り上げの記録の保持者。
ゴウダジョウジさんは実に100ヘクタールもの田畑を開墾した。カワタサトコさんとご主人は田んぼをやりながら日雇いの仕事をいくつもいくつも掛け持った。
トミタヤスヒロさんは商店街の会長。毎年祭りを盛り上げて、あのクリスタルキングを呼んだこともある。イタクラハツネさんは女だてらにクレーン車を動かし、六人の子供を育て上げた。
敗戦のどん底から、この国の最繁栄期を築き上げたあなた方なら、その魂をきっとどこかに残してる!
…はずだと期待した私が愚かでした。いいですか。二度と老後の暇つぶしに私を巻き込まないでいただきたい。心優しいダニ同士お互い傷を舐めあいながら穏やかに健やかにどうぞくたばっていってください。
以上となります。
YouTubeでこのシーンが見れるので是非見てみてください。
文字で見るのとはまた違います。
その女の子たちは「うわ、私村人的存在の方だ、、、(ちーん)」と言ってきて伝わったようで良かったです。
褒められたい、優しくされたい。
もちろんわかるんですけど。
うまくいかなかったことに優しくされることはその場しのぎにしかならなくて、何度も繰り返す。
そういう存在も必要なんだろうけど、じゃあ僕がそれをして、山本や田村が「いや佐藤はこう言ってるけど、こうしないといけないよ」って言った時に、聞かないと思うんですよね。
”オーナーがいいって、頑張ってるねって言ってるんだから”っていう大義名分が生まれてしまうから。
だから僕がとる行動はその子に同じ想いをさせないこと。これからどこに向かえばいいのかその道しるべを見せることだって思ってやっています。
まあ時に、伝わらないこともあるけども。。。案外伝わるもんだなと。そしてその子たちが今のELENAを築いてくれたんだろうと感謝しています。
今ならわかる。
だけど、最初からわかってたわけじゃない。
まず最初にすべきことはなんだろうかと考えていると、同じドラマの別の回に答えがありました。
古美門
「君は人間は愚かだと言った。全く同感だ。どいつもこいつも愚かで醜く卑劣だ。
自分の名誉のために誰かれ構わず攻撃する見栄っ張り、妻が美しくなければ許せない夫、お隣りへの嫉妬に狂う主婦、手柄を独り占めしたい会社員、何人もの男を同時に愛したい女、努力しない凡人を許せない天才、便利で贅沢な暮らしがしたくて昔ながらの暮らしを放棄する人々、欲望のために男を手玉にとる悪女。
わがままで勝手でズルくて汚くて醜い底辺のゴミ屑ども、それこそが我々人間だ。」
羽生
「だから、だから、それを導こうと。」
古美門
「それが違うんだよ、まずそこから降りろ。
自分も底辺の醜いゴミ屑の一匹であることを自覚しろ!
自分の理想の実現のために裁判を利用し、人をたらし込み騙し操り、自分の賢さに自惚れ他人のために尽くす自分が大好きで、犯す危険に酔いしれる。
皆を幸せにしたい、Win-Winにしたい。だがそれらは全て君個人の欲望だ!
皆から感謝され崇め奉られ、ファンレターをいっぱいもらい、ベストジーニスト賞まで私よりも先に獲得してさぞ満足だろう。
だが君がやってることは、Win-Winじゃない!
小さなLoserをたくさん作って、君一人がWinnerになることだ!!
いいか、君の本性を教えてやるから、よく聞け!
君は独善的で人を見下し良い男ぶった薄ら笑いが気持ち悪くてスーツのセンスがおかしくて漢字もろくに書けなくて英語もサッカーもそれ程上手くないデタラメな諺を作る甘くてぬるくてちょろい裏工作をしてみたらたまたま上手くいっただけのゆとりの国のポンコツヘタレ天パー短足クソ王子だ!!バーカー!!!」
羽生
「うわーー!
そんな酷いこと言わなくていいじゃないか、、
僕だって一生懸命やってるのに。。」→これが現実にある多くの声。これ言う人は大概満足しない現状を笑って誤魔化してる。
古美門
「イイ顔になったじゃないか。人間の世界へようこそ。
もし君が、皆が幸せになる世界を築きたいと本気で思うのなら、方法は一つだ。
醜さを愛せ。」
プライドが邪魔してうまくいかない自分。
何かを期待したのに思い通りにいかずショックで悔しい自分。
負けたくないけど、負けないための努力ができない自分。
良い結果が出た翌月は散々な自分。
一日一日に一喜一憂して、浮かれたり凹んだりする自分。
妬みとか、惨めさとか、それらを作り笑顔で誤魔化してる自分。
全て、その醜さを受け止めるところから始まるんじゃないかと思っています。
昔、9歳だった娘に激怒したことがあって。
何度も泣かせてきたけど、一番記憶に残る泣きっぷりだったのですが、翌日散歩しながら当時流行っていた”スマイル”を口ずさみながら歩いていて、そこまでセットで僕の人生に刻まれています。
とんでもないことが起きてもさぁ
可愛くスマイルしててね
なんでも無い顔して出かけりゃいいのさ
ねぇ笑ってくれよ キミは悪くないよ
ねぇ笑ってくれよ さっきまでの調子で yeah
いつでもスマイルしててね
深刻ぶった女はキレイじゃないから
すぐスマイルするべきだ
子供じゃないならね
上手にスマイル出来るね
こんな時は努力が必要さ
可愛くスマイルしててね
町中にキミを見せびらかすから
ねぇ笑ってくれよ 心配はいらないよ
ねぇ笑ってくれよ さっきまでの調子で yeah yeah yeah
いつでもスマイルしててね
完璧なんかでいられる訳がないだろう
すぐスマイルするべきだ
子供じゃないならね
もうすぐだね あと少しだね
その時の笑顔がすべてをチャラにするさ
もうすぐだね 長かったね
早くスマイルの彼女をみせたい
かわいくスマイルしててね
人間なんかそれ程キレイじゃないから
すぐスマイルするべきだ
子供じゃないならね

泣く子は伸びる!
沢山泣いた女の子を見てきたけど、僕はそういう彼女らに期待してます。
