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3年前の前日も翌日も全く記憶ないけど、3年前のその日だけは色々なことをしっかり覚えています。
お店を開く1か月前のこと。
計画していた店長候補はどうも信用できない。メインに構えようとしていた女性は音信不通。
それなりにはやってくれるんじゃないかと期待していた3人組もあてにならない。
HPは作った。仕入れもしてる。男は4人いる。
でもキャストは現状0。どないしよ...
という中で。
1人の女性と知り合います。彼女は障害者でした。耳に数えきれないくらいピアスを開けてるし、「初めまして」のタイミングで手土産を2つ渡されて、最近の若い子にしては大した気配りだと感心していると「あ、これ駅でパクったやつです(笑)」みたいな様子。まず万引きを辞めさせることから会話が始まったような覚えがあります。
それでも、皆で話し合って、僕はそんな子とその翌日から同棲することになりました。1人でも在籍を確保したい一心で。
今考えるとクレイジー以外何者でもないけど、当時の僕にとってはそれは必然的な発想で。
最後の最後はお店で揉めてた二人を仲介するために一回食事に行こうと説得電話しているのを聞いて、「私も連れってって」「どちらともお前仲良くないし、そういう場じゃない!」と言った翌日出て行って夜まで連絡つかず、ようやくついたかと思えば県外のラブホからで。
おじさんの声とホテルのアナウンスが流れる中、腹いせに「今、援交してしまった」と言われて終わりました。
それでも翌日には「家に戻っていい?」って言ってましたけど。
めちゃくちゃ酒癖悪い子で、朝から飲んで酔っぱらって悲しかったんだと思うんですが。
僕、それでも許せたんですよね。とにかくその子の人生が心配だったし、そんな子でも救われた部分はあったし、いなくなると寂しいもので。
マイナスが大きい分だけプラスも大きい。なんか僕が好きな人はみんなそういう人な気がしてますし。
でも、その日の僕はその感情を抑えきれずに、お店で思いっきり見せてしまったから、その子を店に戻すはさすがにそれを知ってる子たちは無理だろうと。
今までの人生、自分が良ければそれでよしが人一倍強くて、気にせず生きてきたけど、これが”示しがつかん”ってやつなんだ、一緒に仕事しながらこの子と生きていくのは無理だなと諦めました。
3年前のオープンの瞬間はその子がサンダルで出勤して、ヒールを忘れたというからオープンのタイミングは家にぶちぎれながら戻っていました。
今思えば大分浮足立っていたけど、とりあえず目いっぱいの余裕をこいたふりして、地に足が着いてなかったと思います。
オープンに携わった優しく祝ってくれた方がいました。
ほぼキャストは未経験だったので、僕以上に緊張もしてるし、席も微妙な埋まりに盛り上がり。
数少ない経験者だったみおが「キャッチ立っていいですかー」と言ってくれて随分救われたのを覚えています。
無一文で島根に戻った僕を救ってくれ、そして今に導いてくれた方が半端ないくらいシャンパン開けながら、一つ一つ僕にスタッフに指示出して教えてくれました。
楽しい瞬間は思ってた以上に沢山あるし、怒られることや失敗することも結構あります。
いい人間が集まったなー、いい出会いだなーと思う反面、あーしんど。全部捨てれたらなーと苦悩する時期も長くありました。
色々なことがありながら、なんだかんだ最近はよく笑うようになっています。
お酒が嫌い、飲み屋も嫌い、若い子が嫌い、人の苦手も多い、僕が「彼、難しいね...」と話すと「おまえの方がよっぽど難しい性格だわ!」と幼馴染に言われる僕が良く笑えるってすごく恵まれたんだろうと感じています。
良く耳にする話なので、今更これを書きたくないですが、きっと読んでくれるELENAの若い子たちのために。
誕生日って”親に感謝する日”なんですってね。僕がそれを知ったのは結構大人になってからで、それまではどちらかと言えば「誕生日だから!」でせびっていましたけど。
周年はお店の誕生日。ではお店にとっての親は...?と考えると。
沢山の人が浮かびます。
褒められて、支えられて、教えられ、育ててもらって、随分叱られた。
それら全てをひっくるめてやっぱり感謝しかないなと思っています。
この場を借りて、皆様、3年目を迎えさせていただきありがとうございました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
ペコリ
今週は店内外が華やかなので楽しみましょう!
※画像は11日(sat)のところが(Fri)になってるのがご愛敬&山本クオリティーということで
でも、こんなデザインを作れるようになったのも山本の成長だし、こんなデザインが出来る彼だからこそやっぱり期待し続けたいですね。
