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おはようございます! 山本です!
最近は、街のあちこちで夏祭りの準備や開催の知らせを耳にするようになりました。
今年も松江の水郷祭は盛大に行われるようで、楽しみにしている方も多いと思います。
もちろん、あのスケールの大きなお祭りも嫌いじゃないです。
むしろあの花火の音や、あの人混み、あの熱気の中にいると「夏が来たなぁ」と感じます。
でも僕は、もっとローカルなお祭りのほうがどこか好きだったりします。
町内会でやってるような、屋台が10軒もないような小さなお祭り。
顔見知りばかりで、子どもが走り回ってて、ビンゴ大会や金魚すくいに並ぶ人たちの表情がやたら楽しそうで。
そこには「人との距離の近さ」みたいなものがあって、心が温かくなる瞬間が多いんですよね。
僕は基本的に、祭ごとが好きです。
幼い頃は、そういう場所に足を運んで、友達と合流して
イカ焼きを食べたり、道端でくだらないゲームをして遊んだり、
最後はみんなで花火を見て、家に帰る頃にはちょっと寂しくなったりして。
何が特別ってわけじゃないけど、それがすごく楽しかったんです。
なんてことのない時間が、今でも鮮明に記憶に残ってるんですよね。
そして、大人になった今では、お祭りのど真ん中で遊ぶというよりも
お祭りに来ている人たちの楽しそうな笑顔を見ることの方が
どこか嬉しく感じるようになりました。
昔は気づかなかったけれど、
祭りが終わった後に、せっせと片付けや清掃に励むスタッフの方々の姿を見かける機会が増えたのも大きいかもしれません。
やっぱり、誰かが楽しんでいる裏では、必ず誰かの努力や支えがあるんですよね。
そういう視点で見るようになってから、祭りの価値や魅力の感じ方が少し変わった気がします。
だからこそ、東京のハロウィンイベントの後、街にゴミが散乱しているニュースなんかを見ると、少し悲しくなります。
活気があることや盛り上がること自体は決して悪いことではないけれど、
“楽しむ”って、本当は“誰かに感謝すること”とセットであってほしいなと思ってしまいます。
そんなことを感じながら、今年の夏もきっと
どこかの祭りの風景を眺めながら、心の中で「ありがとう」とつぶやくんだろうなぁと思う今日この頃です。